■リーガ第3節 セビージャ 3－0 エイバル
セビージャ：ガンソ（48分）、ベン・イェデル（76分）、ノリート（92分）
9日にリーガエスパニョーラ第3節が行われ、エイバルは敵地サンチェス・ピスファンでセビージャと対戦した。エイバルMF乾貴士は先発して61分までプレーしている。
9月に入ったとはいえ、南スペイン・アンダルシア地方は厳しい残暑が続いている。現地時間午後6時30分キックオフの試合では、気温が35度近くまで上昇する可能性があり、ベリッソ監督とメンディリバル監督共にラ・リーガの決めた日程への不満を吐露していた。
両指揮官の懸念が的中するように、試合はリズムが失われた状態で進んでいく。13分にガンソのパスを受けたベン・イェデルが左足を振り抜き、ポストを直撃するシュートを放ったが、それ以外は互いにチャンスらしいチャンスを作り出せない。
エイバルは40分、イバン・アレホが負傷退場。ルベン・ペーニャが投入される。44分には、乾がミドルレンジからシュートを打ち、エイバルの枠内ファーストシュートを記録する。
今夏補強に6500万ユーロ（約67億円）を費やしたセビージャと、590万ユーロ（約7億円）を費やしたエイバル。後半になると、分厚い選手層を誇るセビージャが攻勢を強める。
そして48分、セビージャが先制に成功する。左サイドを破ったノリートが、深い位置からマイナスのクロス。これをガンソが非利き足である右足で合わせてネットを揺らした。
メンディリバル監督は61分、乾に代えてリベラを投入。だが流れを変えることはできず、76分にセビージャが追加点を挙げた。ノリートとパス交換で左サイドを突破したサラビアのクロスに、中央でベン・イェデルが合わせてGKディミトロビッチを破った。
セビージャはアディショナルタイムにノリートがダメ押しの3点目を記録する。右サイドでサラビア、J・コレアとつなぎ、抜け出したコルチアがアーリークロス。それをファーサイドでノリートが難なく押し込んだ。
セビージャは前節ヘタフェ戦の勝利に続き、2試合連続で白星を得た。一方のエイバルは開幕節マラガ戦での勝利から2連敗を喫している。