Samir - Udinese

インテル、来季に向け左サイドバックの再編を検討か…長友佑都は放出候補に

インテルが来シーズンに向けて、左サイドバックの再編を検討していると9日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が報じている。

インテルは1月の移籍市場でDFアンドレア・ラノッキアをプレミアリーグのハル・シティにレンタルで放出。ラノッキアのプレミア適応は順調でこれまで10試合に出場し2得点を挙げるなど好調を維持している。このため『ガゼッタ・デロ・スポルト』で報じられている通り、プレミアリーグではハルだけでなく、複数のクラブが来夏の獲得に興味を示し、インテルは約1500万ユーロの収入を確保することになりそうだ。

またセビージャへレンタルしているFWステファン・ヨベティッチについても同様である。ヨベティッチは8日に行われたデポルティボ戦(4-2でセビージャが勝利)でも先制ゴールをマークするなど好調で、セビージャの買い取りにより1350万ユーロの収入が期待できる。

インテルは来夏の収入が見込めることで、新たなスター選手を放出することなく補強に踏み切ることができる。インテルのスポーツ・ディレクターであるピエロ・アウジリオ氏は、左サイドバックについて日本代表のDF長友佑都とDFダヴィデ・サントンを放出し、新たな戦力を獲得することで立て直しを検討しているとみられる。

■候補にウディネーゼの若手選手

中でもインテルが興味を示しているのは、ウディネーゼの22歳のDFサミルだ。すでにサミルの視察を何度も行っており、獲得へ向けて前向きな姿勢を見せている。ただウディネーゼは1600万ユーロと高額な移籍金を要求しており、両者の歩み寄りが必須だ。また9日のジェノア戦で膝を負傷し途中交代しており、その状態も心配される。さらにインテルはヴォルフスブルクの左サイドバック、DFリカルド・ロドリゲスにも興味を示しているものの、移籍金は2200万ユーロとさらに高額で実現は難しいとみられる。

いずれにせよ、インテルで同ポジションを主戦場とする長友は厳しい選択を迫られることになる。長友はインテルとの契約が2019年6月末まで残っているものの、今シーズンはセリエAでこれまで出場が9試合と十分に活躍の場が与えられていない。来シーズンもステファノ・ピオリ監督が続投することになれば、移籍を決断しない限り構想外の現状が続く可能性が高い。今後の動向は注目されるところだ。

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