インテルは27日、ヨーロッパリーグ（EL）ラウンド32第2戦ルドゴレツ戦に2-1で勝利。2戦合計4-1で16強進出を決めたインテルだが、無観客で行われた試合に指揮官も違和感を感じていたようだ。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、本拠地ジュゼッペ・メアッツァでのルドゴレツ戦は無観客で行われた。試合後、インテル指揮官アントニオ・コンテは「ひとまず勝ち上がることができて安堵している」と『Sky Sport』を通して語っている。
「先週のサンプドリア戦が延期となり、我々はこの試合に向けて新たなアイデアを取り組むことができた。90分間通してのテストマッチでもあったね。相手の陣形に応じて、柔軟にバランスを保つことができたと思う」
「それにしても無観客試合は奇妙な雰囲気だった。最初はまるでトレーニングマッチのように思えたよ。これは選手たちにとってもモチベーションの維持が難しかったと思うが、彼らはなんとか軌道に乗せてくれた」
コンテはラウンド16以降に向け「インテルは常に高い目標を掲げるクラブであるべきだし、その野心がある。欧州カップ戦で最高の結果を得ようとするのは当然のことだ」と意気込みを示している。
その一方で3月1日にトリノで予定している大一番、ユヴェントス戦も無観客試合となることが確定した。次戦については「ユーヴェとの重要な試合がある。この試合で失敗すると、スクデットから遠ざかることになってしまう。シーズンを左右する負けられない一戦となるだろう」と述べ、意気込みを示した。現在勝ち点54のインテルは試合消化数が1少ないものの、勝ち点60のユヴェントスを追う状況となっている。インテルにとってトリノでの次節は、背水の陣となりそうだ。
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