2020シーズンからメジャーリーグ・サッカー(MLS)に新規参入するインテル・マイアミ。その共同オーナーを務めるデイヴィッド・ベッカム氏が、クラブ立ち上げがとん挫する危機感もあったと振り返っている。イギリス『BBC』が伝えた。
現役時代の2007年、レアル・マドリーからMLSのロサンゼルス・ギャラクシーに移る際に盛り込まれていた新チーム設立の権利。ベッカム氏が6年前にそのオプションの行使を表明して以来、スタジアムの敷地確保を巡る問題など、さまざまな困難をクリアしてきた。
そして、3月1日についに記念すべき公式戦初戦、MLSのロサンゼルスFC戦に臨む。開幕前の記者会見に臨んだベッカム氏は、以下のように振り返っている。
「手を引くということは決してなかったが、立ち上げられないかもしれないと思ったことはあった。私はいつだって挑戦が好きだが、シャワールームにタイルを敷くことさえ決めるような、これほど大きな挑戦になるとは思っていなかった」
「今週末に初めてボールを蹴ることが私にとっての成功だ。だが、(成功を急いで)虚栄心のためにプロジェクトを組むような人とパートナーになりたいとは思わなかった。子供たちに『僕のお父さんがこのクラブを作ったんだ』と言ってもらいたいからね」
現役時代には、右足のキック精度を武器にイングランド代表やマンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリーなどで数々の歓喜をもたらしてきたベッカム氏。この新たな挑戦は、これからどのような軌跡を描くのだろうか。
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