インテルは3日にジュゼッペ・メアッツァで行われたセリエA第30節でサンプドリアと対戦し、1-2で敗れた。しかしステファノ・ピオリ監督は試合終了後のイタリアメディア『プレミアム・スポーツ』のインタビューで、「最終成績ではない」と強気の発言をしている。
ホームで痛恨の逆転負けを喫したインテルは6位へ転落し、3位ナポリとの差が9ポイントに広がった。これにより、上位3チームに与えられる来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権の確保が絶望的となった。
「CLが絶望的になった?(前節のトリノ戦では引き分けに終わり)早く勝てるようにしたい。現在の順位がシーズンの最終成績なら良いとは言えないが、そうではない。とにかく選手たちの力を最大限引き出し、シーズン終了までにもう少し順位を上げたい」
なお敗因については、後半の試合運びに問題があったと考えている。
「チャンスを生かすことができなかった上、後半はチームとして機能できていなかった。サンプドリアからボールを奪えず、神経質になってしまった。95分間チームとして機能しなければならなかったが、それができなかった」
なお85分、ペナルティーエリア内でMFマルセロ・ブロゾビッチがハンドを犯し、サンプドリアの決勝点につながったことについては、厳しい姿勢を示した。
「全体のパフォーマンスは個人の責任ではない。PKを与えたハンドについて悪気はないとはいえ重大なミスだ」
なお日本代表のDF長友佑都に出場機会は訪れなかった。


