セリエAのインテルが、来シーズンからの指揮官として、アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ招へいに向けて動いていると『Goal』の取材で分かった。インテルはシメオネに1シーズンあたり600万ユーロ(約7億2000万円)、3年契約でのオファーを準備している。
シメオネはインテル幹部の同胞ハビエル・サネッティと親友の間柄であり、1997年から1999年まで選手としてインテルに在籍した経験もある。サネッティはインテル復活のために、その役割を盟友シメオネに託す意向があり接触している模様。
インテルは中国の蘇寧ホールディングスが昨夏買収したため、資金的にもシメオネ獲得に向けて不安はない状況となっている。
シメオネはアトレティコ・マドリーとの契約を2018年まで残しているが、もしインテルの指揮官就任となると違約金が発生し、ステファノ・ピオリ現監督は任期途中での更迭となる見通し。
インテルの次期監督にシメオネが就任することは十分に現実味のある話となっているが、一部の現地メディアは「もしシメオネが今シーズンのチャンピオンズリーグでA・マドリーを優勝に導いたら、引き抜きはより一層難しくなるだろう」と伝えている。


