マンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチは、復帰後に昨シーズンとは違う役割を担う可能性があると語っている。
4月のアンデルレヒト戦で試合中に負傷。ひざのじん帯を損傷したイブラヒモビッチは、年内の復帰を目指して現在トレーニングに励んでいる。昨シーズンはチーム最多となる公式戦28ゴールをマークした同選手だが、今夏に加入したロメル・ルカクがセンターフォワードとしてプレーしており、今シーズンから10番を背負う元スウェーデンFWは、昨季までとは違う方法でチームを助けたいと考えているようだ。
ボルボのプロモーションビデオに出演したイブラヒモビッチは「僕にとって10番はスターだ。その番号を背負う選手は違いを作れて、チームを勝利に導けるリーダーだ」と新背番号について語った。
続けて「スウェーデン代表やパリ・サンジェルマンで10番を背負っていたから、その番号を任せられたことは復帰への大きなモチベーションになった。インテルでも着るつもりだったが、結果的にバルセロナに行ってしまった。ミランでもその番号を背負いたかったけど、別の番号が与えられた。若手時代にプレーしていたアヤックスでもそのチャンスはなかった」と10番へのこだわりについて話した同選手は「司令塔のような気持ちで、10番のために戦う」と復帰を見据えている。
また、ひざの負傷について問われたイブラヒモビッチは「胸でボールをコントロールしようとした時、間違った着地をしてしまった。足が突っ張ってしまい、完全におかしな着地になった。ひざも後ろに伸び切っていた。このような痛みはこれまでに感じたことはなく、自分の舌を飲み込んだとような気分だった。本当に変な気分で、このようなことはこれまでに経験したことはなかった」と負傷時の様子を振り返った。
さらに、同選手は負傷退場後の様子についても「ただの故障だと思っていたが、足で上手くバランスが取れなかった。ロッカールームで状態を検査したが、レントゲンがなかったから詳細は何もわからなかった。後になって、十字じん帯損傷ということが判明した」と説明している。


