Gonzalo Higuain Milan Juventus 10282017Getty Images

イグアイン2発!ユヴェントスがミランに完封勝ちで3連勝/セリエA第11節

■セリエA第11節 ミラン 0-2 ユヴェントス
ユヴェントス:イグアイン(23分、63分K)

現地時間28日、イタリア・セリエA第11節が行われ、ミランとユヴェントスによる名門対決は2-0でユヴェントスが完勝しリーグ戦3連勝を飾った。

立ち上がりは前節のキエーヴォ戦で5試合ぶりの勝利を手にしたミランが、激しくユヴェントスの最終ラインにプレスをかけていく。ユヴェントスは思うように後方からビルドアップができずにいたが、10分を過ぎた辺りからミランのプレススピードに慣れ、徐々にユヴェントスが盛り返していく。

すると23分、ミラレム・ピャニッチからのクサビのパスを受けたパウロ・ディバラが前線のゴンサロ・イグアインに預けると、すかさずコンパクトに右足を振り抜く。これがゴール右隅へと決まり、流れを掴みつつあったユヴェントスがスコアを動かす。イグアインはこれがセリエA通算100ゴール目となった。

立ち上がりの勢いが完全に鳴りを潜めてしまったミランは26分、サイドチェンジをペナルティーエリア左で受けたファビオ・ボリーニの折り返しにニコラ・カリニッチが滑り込むもわずかに合わず。

前半終了間際には、左サイドのリカルド・ロドリゲスが入れたアーリークロスをペナルティーエリア手前のハカン・チャルハノールが頭で逸らす。これがエリア内右のカリニッチへと渡るが、至近距離からのシュートはクロスバーを叩き、こぼれ球をチャルハノールが頭で押し込むもダニエレ・ルガーニが体を張ってブロックし同点弾を許さない。

後半は1点を追いかけるミランがボールを保持してユヴェントス陣内へと攻め入るが、最前線で待つカリニッチには良い形でボールが入らず、GKジャンルイジ・ブッフォンを脅かすようなシュートチャンスは作ることができない。

61分、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はイニャツィオ・アバーテに代えてマヌエル・ロカテッリ、ルーカス・ビリアに代えてルカ・アントネッリを投入し勝負に出る。しかし、直後にユヴェントスに追加点が入ってしまう。

63分、左サイドのクワドウォ・アサモアがカットインして中央のディバラへ。ディバラがこれをスルーすると、ペナルティーエリア手前で受けたイグアインがファーストタッチでシュート体勢に入り、またもコンパクトな足の振りから抑えの利いたシュートを放つ。これが右のポストに当たりながらも決まり、イグアインがドッピエッタ(2点目)でセリエA通算101ゴールを達成した。

直後にシュテファン・リヒトシュタイナーを下げてアンドレア・バルザーリを投入したユヴェントスは、71分にアサモアに代えてアレックス・サンドロを投入し磐石の態勢で逃げ切りを図る。一方、攻めるしかないミランはチャルハノールに代えてアンドレ・シルバを投入し交代枠を使い切る。

だが、一度守りに比重を置いたユヴェントスからゴールを奪うことは容易ではなく、逆にカウンターから効率良くチャンスを作られてしまう。サミ・ケディラを下げてブレーズ・マテュイディを投入し万全を期したユヴェントスは、ボールキープを織り交ぜながら余裕すら感じさせる守備を披露。アディショナルタイムの4分間を含め、最後までミランにゴールを許さなかったユヴェントスがリーグ戦3連勝を飾り、ミランは今シーズン5敗目を喫することとなった。

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