2日にサンパオロで行われたセリエA第30節ナポリ対ユヴェントス戦(1-1)で、ユヴェントスのFWゴンサロ・イグアインはナポリサポーターから奇妙な抗議を受けた。イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が2日、報じている。
昨シーズンまでナポリに所属していたイグアインには、世界一熱狂的との呼び名の高い地元ナポリのサポーターから強烈なブーイングが浴びせられた。愛すべき不動のエースからライバルチームへと移籍し、裏切り者となったイグアインは「誰もが想像していた通りの“歓迎”」を受けている。ブーイングはウォーミングアップ中から始まり、試合中もイグアインがボールを触るたびにボリュームは大きくなった。
中にはユヴェントスのユニフォームを模し、「イグアイン71」と書かれたカードを掲げる集団が現れた。これは「ズモルフィア」と呼ばれ、地元ナポリに伝わる慣習で、夢に現れた人や物、行動、状況などを1から90の数字に割り当てた暗号だ。
「ズモルフィア」は主に、夢の内容を数字に変換し、ロトで番号を選ぶ際に使用されており、語源はナポリに所縁のあるギリシャ神話の夢の神、モルペウスであると伝えられている。
イグアインに提示された「71」には「くそ野郎」「価値のない人間」との暗号が含まれており、「性悪、不誠実、エゴイスト」などを指すと伝えられている。
1年前までナポリっ子たちに愛された元エースは古巣のホームで奇妙な歓迎を受けたようだ。




