古巣の低迷を認める元アーセナルのパトリック・ヴィエラ氏は、現戦力の引き留めと新戦力の獲得に重点を置くべきだと語った。
昨シーズン、アーセナルはアーセン・ヴェンゲル監督就任以来初めてチャンピオンズリーグの出場権を逃す結果に。今シーズンも調子が上がらず、シーズン半分を終了して首位と21ポイント差の6位に沈むなど、優勝争いどころか2年連続でトップ4を逃す可能性も高まっている。
さらに、来夏にはメスト・エジルやアレクシス・サンチェスらの契約が満了を迎え、主力選手がプレミアリーグのライバルクラブに渡ってしまう恐れがある。古巣の現状を受け、アーセナルで数々のタイトルを勝ち取ったヴィエラ氏は『スカイスポーツ』で同クラブについて語った。
「過去数年のアーセナルを見れば分かるが、みんながアーセナルにもっと多くのことを期待している。しかし、近年の成績は十分ではない。クラブにとっても、ファンにとっても到底満足できるものではないだろう」
「ここには今後どうしたいのか決断を下さなければならない選手がいて、真っ先に行う必要があるのは、彼らの将来を決めることだ。そして、今後何年間もリーグを支配するであろうマンチェスター・シティに対抗するためにクオリティの高い選手たちをチームに連れて来る必要があると思う」
しかし、トップ選手を獲得するためにはチャンピオンズリーグの出場権を確保することが絶対条件となる。リーグでの復権を目指すアーセナルにとってまだまだ正念場が続きそうだ。