現地時間23日、イングランド・プレミアリーグは第13節が行われ、アーセナルはホームのエミレーツ・スタジアムに吉田麻也の所属するサウサンプトンを迎えた。
公式戦5試合連続で白星がなく、ウナイ・エメリ監督の進退問題も騒がれるようになっているアーセナル。一方のサウサンプトンもリーグでは7試合勝利がなく、公式戦4連敗中とこちらもトンネル脱出に向けて苦しんでいる状態。上向かないチーム状況の中、吉田は4試合連続でベンチスタートとなった。
互いに復調のキッカケにしたいこの試合で、先手を取ったのはアウェーのサウサンプトンん。8分、左サイドでネイサン・レドモンドが倒されてファールを受けると、近くにいたライアン・バートランドが素早くリスタート。これに抜け出したダニー・イングスがGKベルント・レノとの1対1を沈め、サウサンプトンが幸先よく先制する。
ファールになった瞬間に集中力を切らしてしまい、その隙を突かれてしまったアーセナル。それでも、地力で上回るアーセナルが徐々にペースを取り戻していき、18分には同点に追いつく。メスト・エジルの展開からキーラン・ティアニーが左サイドから折り返すと、中央で受けたピエール=エメリク・オーバメヤンがシュート。これはDFが体を張ってブロックしたが、こぼれ球を拾ったアレクサンデル・ラカゼットが素早い振り足の反転シュートをゴール左へと突き刺し、アーセナルが試合を振り出しに戻した。
追いついたアーセナルだが、その後は畳み掛けるような攻撃ができず、試合の主導権を握り切れないまま、同点で試合を折り返した。
迎えた後半、アーセナルはカラム・チェンバースを下げてニコラ・ペペを投入。3バックから4バックへと移行し、勝ち越しゴールを狙いに行く。
すると53分、カウンターからペペが抜け出すが、ゴール前で並走していたエジルへのパスを選択。しかし、このパスは間に入ったDFに阻まれてしまう。さらに55分には、エジルのパスから左サイドを抜けたティアニーのクロスを、ファーサイドのペペがボレーで叩く。今度はクロスバーを叩き、立て続けの決定機をモノにすることができない。
守勢の続くサウサンプトンは65分、アーセナルのゴール前でソクラティス・パパスタソプーロスからセドリック・ソアレスがボールを奪い、フリーのマイケル・オバフェミに折り返す。しかし、このパスが浮いて逆サイドへと流れてしまい、こちらも決定機を逸する。
さらにサウサンプトンは70分にも決定機。ゴール前でスルーパスに抜け出そうとしたイングスがティアニーに倒され、主審は迷わずPKスポットを指した。このPKをジェームズ・ウォード=プラウスが一度はGKレノに止められながらも、こぼれ球を自ら押し込んでサウサンプトンが勝ち越しに成功する。
勝ち越したサウサンプトンはイングスに代えてシェーン・ロング、76分にはオバフェミに代えてムサ・ジェネポと、攻撃陣を入れ替える。一方のアーセナルも83分、ルーカス・トレイラに代えてジョゼフ・ウィロック、エクトル・ベジェリンを下げてマルティネッリを投入し交代枠を使い切る。
サウサンプトンも86分にスチュアート・アームストロングを下げてソフィアン・ブファルを投入。交代枠を使い切り、吉田の欠場が決定した。
直後、サウサンプトンに決定機が訪れるが、ジェネポのシュートはGKレノの股を抜くも、カバーに入っていたウィロックが間一髪のところでクリアする。アディショナルタイムは7分と長めに取られたが、ゴールに近づいたのはむしろサウサンプトン。何度も左サイドを崩して決定機を作り出したが、あと一歩のところで決めきれず。
すると終了間際、左サイドで仕掛けたマルティネッリの折り返しを、ファーサイドでトラップしたラカゼットがネットを揺らし、土壇場で同点に追いつく。場内はブーイングも飛んでいたが、アーセナルがかろうじて勝ち点1を手にした。
■試合結果
アーセナル 2-2 サウサンプトン
■得点者
アーセナル:ラカゼット(18分、90+6分)
サウサンプトン:イングス(8分)、ウォード=プラウズ(71分)
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です