今夏、クラブ史上最高額の移籍金でやってきたアレクサンドレ・ラカゼットはアーセン・ヴェンゲルが彼の獲得に踏み切ったそのクオリティの一端を見せ始めている。
ラカゼットはプレミアリーグ開幕からホームでの試合においては3試合連続でゴールを決めており、彼の持つストライカーとしての本能を発揮するとともに、ガナーズが彼のような力量を持ったストライカーを数シーズンに渡り欲していた理由を示している。
アレクシス・サンチェスは昨シーズン、24ゴール11アシストを記録したが、もしラカゼットとのコンビネーションがうまくいけば、その素晴らしい記録以上のものを生み出せるかもしれない。初めて揃って先発出場を果たした二人は、互いへの理解と個々での素晴らしいプレーを見せ、アーセナルの勝利に貢献した。
サンチェスは常にゴールチャンスを作り出すことのできる選手であり、ラカゼットのヘディングによるゴールをもたらしたフリーキックは、彼ら二人が同時にピッチに立ったときには素晴らしいコンビネーションが生まれることを証明した。この二人にメスト・エジルを組み合わせたトリオは、アーセナルファンならずともそそる組み合わせとなるだろう。
前半、シュコドラン・ムスタフィがペナルティーエリア内でジェイ・ロドリゲスを倒したシーンでウェストブロムにペナルティー・キックが与えられていたら、結果は違ったものになっていたかもしれない。しかし、ラカゼットの最高のフィニッシュによる1点目、そして2点目のペナルティー・キックのシーンでは落ち着き払ったキックを見せ、ヴェンゲル率いるチームはこれからのシーズンに向けて大きな自信を手にしている。
アーセナルがここからのリーグ戦4試合で戦うのは、ブライトン、ワトフォード、エヴァートン、そしてスウォンジーである。ヴェンゲルは、今の様子だと必要ないように見えるが、ラカゼットをサポートするオリヴィエ・ジルーのような選手たちを控えのカードとして持っていられることをとても心地よく感じ、戦うことができるだろう。
文=クリス・ホイットリー/Chris Wheatley
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