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アンフィールドで先制許したリヴァプール、ヴィルツ関与のOGで追いつきサンダーランドと1-1ドロー

現地時間3日、イングランド・プレミアリーグは第14節が行われ、遠藤航の所属するリヴァプールはホームのアンフィールドにサンダーランドを迎えた。

前節、ウェストハムに勝利して泥沼の連敗を止めたリヴァプール。初めてサラーをベンチに置いたまま起用しなかったスロット監督だが、再びサラーをエキティケや遠藤らとともにベンチに置き、イサクをトップに起用してヴィルツ、ガクポ、ソボスライで攻撃陣を形成、ケルケズをロバートソンに代えた以外はウェストハム戦と同じメンバーで臨んだ。

連勝して開幕当初の勢いを取り戻したいリヴァプールだが、シーズン序盤で周囲の予想を覆し上位につけているサンダーランドも簡単には勝利を譲ってくれない。立ち上がりからリヴァプールがボール保持で上回るものの、サンダーランドも4-4のブロックで応戦する。

なかなかサンダーランドの守備ブロックを打ち破れないリヴァプールは23分、ソボスライとのパス交換から突破を図ったヴィルツがエリア内右に抜け出すが、ここはGKローフスが飛び出してコースを消しブロックした。

サンダーランドの反撃は32分、中盤でルーズボールを拾ったヒュームが思い切りよくミドルシュートを放つと、GKアリソンがかろうじて触ってクロスバーを叩いた。

互いに無得点のまま迎えた後半、リヴァプールはガクポに代えてサラーを投入。前節出番なしに終わった“王”を満を持して投入し先制点を狙いに行く。

しかし、インテンシティの高いサンダーランドの守備ブロックをなかなか攻略できず。逆に61分、左CKをニアサイドのアルデレーテに頭で合わせられるピンチを迎えるが、これは左のポストを叩いて外れた。

65分、ゴメスに代えてカーティス・ジョーンズを投入したリヴァプールは、ソボスライがサイドバックに下がってより攻撃的に。しかし、67分にサンダーランドが均衡を破る。ファン・ダイクのパスを奪い、タルビが思い切りよく右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴール左へと吸い込まれ、サンダーランドが先制した。

先制を許したリヴァプールは74分、マクアリスターに代えてエキティケを投入し、攻守のバランスを崩してでも点を取りに行く姿勢を見せる。すると迎えた81分、高い位置でC・ジョーンズがボールを奪い返すと、エリア内右でボールを受けたヴィルツがカットインして左足を振り抜く。ムキエレに当たってコースの変わったシュートが決まり、リヴァプールが同点に追いついた。なおヴィルツは待望の初ゴールかと思われたが、公式記録ではムキエレのオウンゴールに変更されている。

逆転を狙うリヴァプールは86分にイサクとロバートソンに代えてキエーザとケルケズを投入。残り時間で猛攻を仕掛けるが、サンダーランドも必死の守備で耐える。するとアディショナルタイム、カウンターからイシドールが抜け出しGKアリソンをかわすも、流し込んだシュートは戻ったキエーザが防いだ。

バランスを放棄して攻め続けたリヴァプールだが、アディショナルタイムの7分間でも決勝ゴールは生まれず、互いに勝ち点1を分け合う結果に終わった。

リヴァプールは次節、エランド・ロードでリーズと対戦する。

■試合結果

リヴァプール 1-1 サンダーランド

■得点者

リヴァプール:OG(81分)

サンダーランド:タルビ(67分)

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