バイエルン・ミュンヘンの指揮官カルロ・アンチェロッティが9日、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、来シーズンのセリエAの行方を占った。
セリエAでは2016-17シーズン、王者ユヴェントスが6年連続優勝を成し遂げた。アンチェロッティは来シーズンもユヴェントス優勢の流れが続くと予想している。
「また(ユヴェントスが)本命になるのは明らかだ。だがミラノの2クラブも差を縮めている。ミランは大改革をしなければならなかったが、賢い補強キャンペーンを行ったと思う。1億ユーロの選手を1人買うのではなく、ミランがしたように複数選手に投資するべきだ。それに獲得した選手も正しかったと言える。ブンデスリーガはセリエAと似ているので、(ハカン)チャルハノールは短期間で適応できるだろう」
他の強豪クラブの顔ぶれはミランほど変更されていないが、競争力の高いシーズンになることを予測している。
「面白いカンピオナートになるだろう。ユーヴェを筆頭に、インテル、ミラン、ローマ、ナポリ、フィオレンティーナ、ラツィオと続く。ローマは(マキシム)ゴナロンを獲得したが悪くない選択だと思う。ナポリはほとんど変わっていないが、もうすでに良いチームだったからね」
またアンチェロッティはミランの18歳GKジャンルイジ・ドンナルンマについても自身の見解を示している。
「ミランに残るという最終決断は正しかった。ミランは彼を育てたクラブであり、彼にとって理想的な環境だ。ミランのユニフォームで高い目標まで到達できるよう祈っている。彼は(ジャンルイジ)ブッフォンの後継者となるべき選手なのだからね」
