現地時間10月1日に行われたAFCチャンピオンズリーグ（ACL）西地区準決勝第1戦でアル・ヒラル（サウジアラビア）がアル・サッド（カタール）に先勝。2年ぶりのファイナル進出へ大きく前進した。ラズヴァン・ルチェスク監督は、4つのアウェイゴールを奪っての大勝に満足感を示している。
カタールのドーハで行われた第1戦。アル・ヒラルは序盤に先制を許すも、すぐさま同点に追いつく。その後、相手が退場者を出して数的優位を得ると、3ゴールを加点。アジアのライバルチームに4ゴールの大勝を飾った。
ルーマニアを代表するミルチェア・ルチェスク氏の息子であるラズヴァン・ルチェスク監督は、「試合の開始は良くなかったし、非常に困難だった」と、試合序盤は苦労したことを認めつつも、「アル・サッドに攻撃を構築する機会を与えずに、彼らは十分に防御した」と逆転での先勝に喜びを口にした。
勝利の決め手となったのは「我々がアブドゥルカリム・ハッサンの退場のあと、数的優位に立てたことを利用した」ことを挙げ、「我々がこの大きな勝利を掴むことを助けてくれた」と、強かな戦いぶりで決勝行きを大きく引き寄せた。
「選手たちは前向きな結果を達成するために大きな精神力を示してくれた。目標を達成することに成功したよ」
4ゴールを奪ったアル・ヒラルは、今大会最多の21ゴールをマーク。この試合で2得点を記録した元フランス代表のFWバフェティンビ・ゴミスは、ACLで9得点をマークしており、得点ランクトップタイに浮上。元イタリア代表MFセバスティアン・ジョヴィンコや、ペルー代表のアンドレ・カリージョといったタレントも加えて爆発的な攻撃力をいかんなく発揮している。
西地区の準決勝第2戦は22日にサウジアラビアのリヤドで開催。このままアル・ヒラルがファイナルに勝ち進むのか、シャビ・エルナンデス監督率いるアル・サッドが逆襲に転ずるのか、注目が集まる。
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
