現地時間8月31日、ロシア・ワールドカップの南米予選第15節が行われた。すでに予選突破を決めているブラジルがエクアドルを2-0で下した一方で、南米屈指の強豪国アルゼンチンが窮地に立たされている。
アルゼンチンはアウェーでウルグアイ戦に臨み、敵地ながら80%という驚異的なボール支配率を記録。しかし、度重なる決定機を生かすことができず、スコアレスドローに終わっている。
この結果、アルゼンチンは2位に浮上するチャンスを逸したばかりか、ウルグアイと勝ち点1を分け合ったことで順位は5位のまま変わらず。2位コロンビア(勝ち点25)、3位ウルグアイ(24)がいずれも引き分け、4位チリ(23)がホームで敗れたため、上位勢の順位は変わらなかったが、アルゼンチン(23)は5位のまま。
ペルー(21)とパラグアイ(21)がともに勝利を収めたため、5位アルゼンチンとの勝ち点差を2に詰めている。
残す南米予選は3試合。アルゼンチンは9月5日に控えている最下位ベネズエラ戦で勝ち点を取りこぼした場合、プレーオフ出場圏内である5位から転落する可能性も十分にある。
今年5月にホルヘ・サンパオリ新体制に変わったばかりのアルゼンチン。前回大会準優勝国が南米予選で早期敗退するというシナリオもあり得るだけに、アルゼンチンvsベネズエラの一戦は、アルゼンチンにとって真価が問われる戦いとなりそうだ。
