10日に行われたプレミアリーグ第32節、クリスタル・パレスvsアーセナルの一戦は、3－0でクリスタル・パレスが勝利を収めた。
この結果、16位クリスタル・パレスは降格圏を突き放して1部残留に向けて好調な歩みを進めている。一方で、アーセナルは6位のままで、来シーズンのチャンピオンズリーグ出場圏内である4位でのフィニッシュが難しい状況となり、アーセン・ヴェンゲル監督の解任を求める声が高まっている。
この試合後、クリスタル・パレスのサム・アラダイス監督が『スカイスポーツ』で、アーセナルを撃破するための秘策があったことを明かした。
「アーセナルに勝つために何をすべきだったのか、選手たちにきっちり約束事を徹底させていた。だからこそ、目標を達成することができたんだと思う」
「11人でしっかり守り、スペースにボールを運んでから、クリスチャン・ベンテケにくさびになってもらう。（シュコドラン）ムスタフィやガブリエウが引きつけられたところに、ボックスへ攻撃陣が飛び出していく。そこに勝負をかけたんだ」
アラダイスは「今日はボールポゼッションで劣勢になることは予測できていた。だから、効率良い攻撃を展開して、何とか勝負に持ち込むことができればと思ったが、ここまでうまくいくとは……。アーセナルは何年もわたって結果を残している強豪チームだが、チームがうまくいっていない時には、すべての選手がメンタル面で崩れやすい。そこをうまく突くことができた」と語り、現在のアーセナルの選手たちがメンタル面で不安を抱えていたことが勝因の一つと述べている。
クリスタル・パレスvsアーセナルはボール支配率28－72％と、アウェーのアーセナルが大きく上回る形になったが、シュート本数は17－11。ホームのクリスタル・パレスが効率的に攻め、3－0で勝ち点3をもぎ取っている。
アラダイス率いるクリスタル・パレスは今月1日にアウェーでチェルシーを下した。10日にはホームでアーセナル相手に完勝と、上位勢を次々に撃破。イギリスメディアでは、アラダイスの手腕を評価する多数の記事が報じられている。
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