アヤックスは25日にクラブの理事会を行い、アムステルダム市長や市のスポーツ振興局との間で、ヨハン・クライフを冠したスタジアム名に改名することに合意に至ったという。
アヤックスは「ヨハン・クライフの偉大な功績を称えて、ヨハン・クライフ・アレーナが世界中の選手にとって、クライフを想起する一つのきっかけになると確信している」との声明を発表している。
クライフと言えば1947年生まれの名手で、1963年から1973年まで在籍したアヤックスで名将リヌス・ミケルスの下、6度のリーグ優勝を経験。UEFAチャンピオンズカップ(現リーグ)では、1970-71シーズンから3連覇を果たしている。
オランダ代表では1974年のワールドカップで“トータルフットボール”と呼ばれる革命的なサッカーの先導役となり、準優勝を経験。監督としてはアヤックス、バルセロナの指揮官を歴任し、選手としても指導者としても成功を収めた。サッカー界では当代随一のカリスマとして知られるが、1990年代に病気で第一線から退き、2016年3月にガンにより他界していた。享年68歳。
アヤックスやアムステルダム市の合意内容として、スタジアムの名称を変えることになったほか、アムステルダム市の通りや広場、橋など様々な箇所にクライフをモチーフにした名称、モニュメントを導入する予定になっているという。
アムステルダム・アレーナは1996年に開場された5万人以上を収容する開閉式のドーム型スタジアムで、ユーロ2000では5試合が開催。1998年のUEFAチャンピオンズリーグ決勝の会場になったことでも知られる。

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