14日のリーガエスパニョーラ第19節、バルセロナは敵地アノエタでのレアル・ソシエダ戦で4-2の逆転勝利を果たした。エルネスト・バルベルデ監督は試合後、2点ビハインドを負った前半に1点を返していたことが、逆転につながったとの見解を示している。
11分にFWウィリアン・ホセ、34分にFWフアンミの得点を許したバルセロナだったが、39分にMFパウリーニョが1点を返して前半を終えると、51分と71分にFWルイス・スアレスがネットを揺らして逆転。さらに85分にはFWリオネル・メッシがFKからダメ押し弾を記録して、7年にわたって勝利から見放されていた鬼門アノエタをついに攻略した。
試合後に会見に出席したバルベルデ監督は、逆転勝利を果たしたカギについて、次のように説明している。
「この試合は様々な読み方ができる。前半は彼らの方が素晴らしかったが、良い形で試合に入ったのは私たちだった。しかし私たちは失点に悩まされることになった。彼らにとって私たちの失点はポジティブに働き、勢いを強めるきっかけとなった。実際、難しい状況だったよ。だがハーフタイム前に得点を決められたことは、私たちにとって大きな助けとなった。それから、より高い位置でプレスを仕掛けること、攻撃に出ること、自分たちを信じることを決意したんだ」
「各ゴールがそれぞれの神秘性を持つ。ハーフタイム前のゴールは大きな後押しとなった。とりわけ、勝利に近づいているという感触を得ることにおいてね。私たちは失点に責められ、彼らも同じく責められた。重圧の影響を受けるということだ。同点に追いついたことで彼らが責められる番となり、私たちは試合を物にするという断固たる決意を手にした」
また、後半に果敢なオーバーラップを見せたMFセルジ・ロベルトに触れている。
「相手が前から圧迫してくるとして、その最初のプレッシングをかわせばスペースが開ける。セルジは私たちが有する手段の一つだ。試合が進むに連れて、チームは改善された」
バルベルデ監督はこのラ・レアル戦で、MFアンドレス・イニエスタをベンチに置き、その代わりにMFアンドレ・ゴメスを左サイドハーフとして起用している。
「私はアンドレ・ゴメスがチームの助けとなると考えた。相手の右サイドがとても強力だったからね。イニエスタのコンディションに問題があるわけではない。状態は良いよ」
その一方で、トルコのバシャクシェヒルにレンタルで移籍したMFアルダ・トゥランについて問われると、こう返答した。
「これはフットボールであり、監督は選手を選択しなければならない。(A・トゥランを起用しなかった理由について)それ以上の理由などないよ。彼はしっかりと練習に取り組んでいた。バルサには素晴らしい選手たちが揃っており、居場所を確保するのは難しい。彼のトルコでの幸運を祈っている」




