アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が、リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任することについて、自身の見解を示している。
クロップは9年間を過ごしたリヴァプールを今季限りで離れることを発表。「エネルギーがなくなった」「私の力は永遠のものではないと気づいた」と理由を説明したが、アトレティコを率いて12年目のシメオネ監督もこの件について言及している。
スペインでは異例の超長期政権を結ぶアルゼンチン人指揮官は、監督業はたとえ成功をつかみ続けていても、消耗が激しい職業との見解を示した。アトレティコ、ひいてはスペイン代表の伝説的選手&監督、故ルイス・アラゴネス氏の名言「勝って、勝って、また勝つ。30分、そう繰り返そうか? しかし諸君、それこそがフットボールだ」を引用しながら、次のように語った。
「違う人間の感じていることを説明するのは難しい。だがその感覚は理解できるものであり、尊重すべきものだ。彼は偉大な指導者で、その素晴らしい仕事によってリヴァプールに多くのものをもたらした。今季、再びチームを活気づけているね」
「しかし、この仕事は簡単ではない。本当に厳しいものだ。勝って、勝って、勝つことは簡単なように思えるが、実際はそうではない。ストレスが溜まるし、目まいだってするんだ」
「彼は今季終了後が退任する瞬間だと感じ、前もってそう発表した。これからの幸運を願っている。彼はフットボールの男であり、素晴らしい監督であることを示してきたんだ」




