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アトレティコ、グリーズマンの今季5ゴール目でデポルとの接戦を制す 首位R・マドリーとは勝ち点2差/リーガ第6節

25日のリーガエスパニョーラ第6節、アトレティコ・マドリーは本拠地ビセンテ・カルデロンでのデポルティボ戦に1−0で勝利した。第6節までの成績を3勝3分けとした同チームは3位浮上。前日にラス・パルマスと引き分けた首位レアル・マドリーとの勝ち点差を2に縮め、スポルティング・ヒホン戦を制したバルセロナとの勝ち点1差を維持している。

チャンピオンズリーグ・グループリーグ第2節を控えた32チームの内、唯一日曜に試合を戦うことを強いられたアトレティコ。シメオネ監督はオブラク、フィリペ、ゴディン、コケとともに今季のリーガで全試合に出場していたサウールを招集外として、ガビをベンチに置くことを決断する。スタメンをGKオブラク、DFフアンフラン、ヒメネス、ゴディン、フィリペ、MFガイタン、アウグスト、コケ、カラスコ、FWアンヘル・コレア、グリーズマンとして、4−4−2のシステムを採用した。

立ち上がりにインテンシティーを全開として、攻勢を仕掛けることを常とするアトレティコ。しかし今回は、デポルティボも同程度のそれを発揮したためにゴールを奪うには至らない。また19分にはアウグストが右ひざのじん帯を痛めて担架で運ばれ、温存していたガビの起用を強いられた。

アトレティコは20分、グリーズマンが巧みなダイアゴナル・ランからペナルティーエリア内にフリーで侵入するも、放たれたグラウンダーのシュートはわずかに枠の右へ外れる。そして35分にはヒメネスが右足内転筋を痛め、こちらも担架で運ばれる事態に。シメオネ監督は代わりにルーカス・エルナンデスをピッチに立たせる。

負傷者が続出する事態に、デポルティボのプレーは荒すぎではないかと不満を噴出させるカルデロンの観衆。ヒル・マンサーノ主審(エストレマドゥーラ出身)のレフェリングも甘いとして、「ヒル・ケ・セ・バージャ(ヒルは出て行ってくれ)」とのチャントが何度も叫ばれるようになった。すると前半アディショナルタイム2分、ガイタンに強烈なタックルを仕掛けたファジルが同主審から2枚目のイエローカードを提示されて退場に。アトレティコは数的優位となって、後半を迎えることになった。

10人のデポルティボを攻め立てるアトレティコだが、それでもゴールは遠い。47分にはGKルクスが弾いたボールをグリーズマンが押し込むもオフサイドを取られ、53分にカラスコが打ったシュートはポストに阻まれる。その後もA・コレア、フィリペらがシュートチャンスを得たが、いずれも決め切ることはできなかった。

シメオネ監督は59分に最後の交代カードを切ることを決断。カラスコとの交代でガメイロを入れて、カラスコ、グリーズマン、ガメイロ、A・コレアが最前線に並ぶ言葉通りの猛攻を仕掛けた。けれども、ガリターノ監督が事前に用意していたと報道された5バックにシステムを変更したデポルを崩し切れず、焦りを募らせていく。

スコアは0−0のまま、時間だけが過ぎていった。しかし、それが70分となったところで、背番号7がカルデロンに歓喜をもたらした。フアンフランのパスから右サイドを突破したガメイロが、マイナスのパスをペナルティーエリア内に送る。グリーズマンがこのボールを押し込み、ルイス・スアレスと得点ランク首位で並ぶ、今季リーガ5点目を記録した。

「テ・キエロ・アトレティ(アトレティ愛してる)」のチャントが、力強く鳴り響くカルデロン。ビハインドを負ったデポルは新加入のバベルを投入(2007〜2011年までリヴァプールでともに過ごした、バベルとフェルナンド・トーレスとのピッチ上での再会はならず)。だがアトレティコはデポルに主導権を与えず、危なげなくボールを回して時間を使う。それでも89分にはモスケラに枠を捉えるシュートを許したが、これはゴディンが何とかクリア。1点リードを維持したまま、ヒル主審の試合終了の笛までこぎつけている。

負傷者も出るなど厳しい試合を強いられたアトレティコは、中2日でカルデロンにバイエルン・ミュンヘンを迎えることになる。

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