今夏にポルトからアトレティコ・マドリーに加入したMFエクトル・エレーラは、そこまで出場機会に恵まれない状況にも大きな不満をためてはいないようだ。
今夏の移籍市場で、アトレティコがポルトから獲得したH・エレーラ。ポルトではキャプテンも務めていたMFだが、アトレティコでの出場機会はわずか388分にとどまるなど、満足な出場機会を得ていない。
しかしH・エレーラ本人は、それでもアトレティコ移籍が「最高の決断」であったとの考えを示す。スペイン『マルカ』とのインタビューで、次のように語っている。
「ときにアトレティコに来たのが失敗だったと思うか? それは普通のことだ。そう考えないのは不可能とも言える。でも、心の奥底では最高の決断を下したとの考えがあるんだよ。今みたいなことが起こる可能性もあったと分かっていた。でも、それは過去のことなのかもしれない。今、僕は前より出場時間を得られているからね」
「いずれにしても、僕はあらゆる意味で最高の決断を下したとの自覚があるんだ」
メキシコ出身のエレーラは15歳で親元を離れて、パチューカの下部組織に入団。しかし、その後アトランテにレンタル移籍を果たすと、壊れかけのスパイクでプレーし、食事もままならないという極貧の生活を強いられた。その経験からすれば、現状は些細なことであるようだ。
「僕は15歳で家を出て、メキシコ・シティに赴いた。プロの選手になるという挑戦に臨むために。そこで待ち受けていたには、修行の日々なんだ。そう、僕はそう呼んでいる。今は自分の経験を笑いながら振り返ることができるが、確かに多くの困難があったよ。そのときにはあまり意識していなかったけど」
「その修行の日々が、出場機会を得られないなど自分の身に起きることを、より容易なものと感じさせてくれる。『仕事に取り組み、チャンスを待たなければならないのに、なんで憤っていないといけないんだ?』って考えてね」
「あの時期には1日に1食しかできなかったけど、今は神のおかげでちゃんと食べることができて、家族にも尽くすことができる。だから、もちろんプレーしたいけれど、憤りを感じる必要はないんだ。自分は落ち着きを保つことができる。いつかチャンスが訪れるはずだし、それを生かし切らなくてはならない」
H・エレーラはまた、今季アトレティコサポーターからブーイングを受けることもある主将MFコケについても言及。元ポルト主将としての見解を語っている。
「僕にとってコケは極上の選手、極上の人間だ。ここに到着した日から素晴らしい形で受け入れてくれたし、そうやって新入りにチームを家庭のように感じさせるというのがキャプテンの振る舞いというものなんだよ。またフットボールでは、ときに称賛を浴び、ときに批判を受ける。でもそれは彼のことが嫌いなのではなく、期待しているからそうするんだ」
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「※」は提携サイト『 Sporting News 』の提供記事です



