ロシア・ワールドカップのアジア予選プレーオフ・セカンドレグは、10日にオーストラリアのホームで行われる。アンジェ・ポステコグルー監督は、この大一番でFWティム・ケーヒルを先発させる可能性を示唆した。
アジア最終予選でグループB3位に終わったオーストラリアは、グループA3位シリアとのプレーオフに回った。5日に行われた、アウェイ(中立地)でのファーストレグでは1-1のドロー決着となり、ホームでのセカンドレグでは、引き分け以上で北中米カリブ海予選4位の国との間で行われる大陸間プレーオフに進出できる状況となっている。
この大一番に向け、会見に臨んだポステコグルー監督は、オーストラリア歴代最多得点記録保持者である37歳のケーヒルを先発出場させることを示唆している。
「(ケーヒルの先発は)我々のオプションの1つだ。予選のプロセスにおいて、試合ごとに違うフォーメーションや選手で戦うのも一つの方法だ。ティムはファーストレグでプレーしなかった選手の1人だが、プレーしたくてウズウズしているよ。しかし、オプションはいくつかあるからね」
また、W杯後に辞任することを表明しているポステコグルー監督は、これまでのオーストラリアのスタイルから変更を図り、3バックを採用するなどポゼッションを高めるプレースタイルを施行している。しかし、本大会ストレートインを決められなかったことにより、メディアから激しい批判にさらされている。
それでも52歳の指揮官は、自身の戦い方は変えないと決意を見せた。
「違う方法は取らないだろう。これは代表監督の特権であり、とても名誉なことだ。11年に渡って母国で指揮を執ってきた。クラブでの指揮以上にね。すべての試合が特別だった。いつでも最後の試合のつもりで指揮してきた。もしそれが明日の夜になるならそうでもいい。しかし、そのプランはないよ」
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