もし現代に25歳のC・ロナウドが現れたら評価額はいくら？当人は最大3億ユーロと試算

ユヴェントスに所属するFWクリスティアーノ・ロナウドが、現在のサッカー界における移籍金の高騰について語っている。ポルトガルTV『TVI』で語られた内容を、スペイン『アス』が伝えた。

史上最多タイ5度のバロンドールを獲得するなど、史上最高の選手の1人として名を馳せているC・ロナウド。しかし、2009年にマンチェスター・ユナイテッドからレアル・マドリーに移籍した際に支払われた移籍金9400万ユーロ（現在のレートで約111億円）は、今日では決して目玉の飛び出るような金額ではない。

C・ロナウドは、ポテンシャルを評価された若手が高額な移籍金でクラブを移ることに警笛を鳴らしている。

「最近、ポテンシャルに多くの焦点が当てられていて、サッカー業界は違ってきている。ジョアン・フェリックスのケースは別として、近年ではどんな選手でも実績なしに1億ユーロの価値を持つ。フットボール界にはより多くのお金があふれているんだ」

「中央のディフェンダーやゴールキーパーの価値は、7、8000万ユーロ。賛同しかねるけど、それが僕らが生きている世界だ。市場はそうなっていて、僕らはそれを尊重しなくてはならない」

また、現在の移籍市場において、もし自身がレアル・マドリーに加入した年齢の25歳であればどのような評価額が妥当かと問われると、以下のように返答した。

「計算するのは難しい。もしゴールキーパーに7500万ユーロ（約89億円）の価値があるのなら、僕がやったようなことを成し遂げた選手は3、4倍の価値があるに違いない。簡単なことだ」

「でも、そんな幻想は抱いていないよ」

自身が最大3億ユーロ（約354億円）の価値をもっていたはずだと試算しつつも、「幻想は抱いていない」と冗談であることを強調したC・ロナウド。しかし、公式戦803試合601ゴール210アシストという凄まじい通算成績を踏まえれば、あながち的外れではないのかもしれない……。