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ついに真価を発揮したリヴァプール…OBヒーピア氏の考える絶好調の要因とは?/独占インタビュー

18:30 JST 2018/01/19
Liverpool
現在公式戦18試合負け無しと、絶好調のリヴァプール。“レッズ”で10年間プレーし、数々のタイトルを獲得したOBのサミ・ヒーピア氏が、『Goal』の独占インタビューで要因を語ってくれた。

リヴァプールの勢いが止まらない。

現在公式戦18試合負け無し、リーグ戦は5連勝。さらに、プレミアリーグ史上初の18連勝を記録するなど、圧倒的な成績を収めていたマンチェスター・シティを、本拠地「アンフィールド」で4-3と撃破し、第23節にして初の黒星をつけた。

そんな“レッズ”の、絶好調の秘訣は何なのだろうか。リヴァプールで10年間プレーし、チャンピオンズリーグ制覇など数々の成功を収めたサミ・ヒーピア氏が、『Goal』の独占インタビューで語ってくれた。

インタビュアー=マナシ・パサック/Manasi Pathak

構成=Goal編集部

■適切な選手補強と若手の融合

ヒーピア氏は、今季のリヴァプールの好調は、「チームスタイルにフィットする選手の補強」と、ユルゲン・クロップ監督がビッグネームと若手選手をうまく使っているところにあると指摘している。中でも、FWモハメド・サラーの獲得は、チームにとって最高の補強になったと語っている(リーグ戦22試合で18ゴールを記録)。

「チームは毎シーズン、より強くなろうとするものだ。それには2つの方法がある。現メンバーの成長と、スタイルにフィットする新しい選手を補強することだ。最近はあまりクロップと話してないから、監督がどんなプランをもっているかわからないけど、チームに合う選手を見つけることは重要だ」

「例えばモハメド・サラー。彼は加入後すぐにチームにフィットした。我々が求めるすべてを持った選手だったし、とてもよくやっている。つまり、監督がチームと契約させたい適切な選手を見つけ出すことがとても重要なんだ。1億ユーロ出して選手を加入させたところで、チームやスタイルに合わなかったら意味がない。もちろん、私だって移籍市場を楽しみにしているよ。クロップが責任もってやるだろうし、時が来れば正しい決断を下すに違いない」

そして、若手選手を育てながら結果を残すクロップの手腕を絶賛している。

「彼は選手を育てることに長けているし、(トレント・)アレクサンダー=アーノルドやジョー(・ゴメス)のような若い選手を信頼し、責任もってやり遂げることを教えている。彼らはさらに成長して、いつかチーム絶対的な選手になる日が来るだろう。その時が来るのが楽しみだよ」

■守備安定の要因は「バランス」

第4節のマンチェスター・Cでは5失点、続くCLセビージャ戦では2点リードから追いつかれるなど、失点数の多さから批判を浴びていたリヴァプール。しかし、リーグ戦では9つのクリーンシートを記録するなど、ここ最近は安定感が増してきている。さらに冬のマーケットでDFビルヒル・ファン・ダイクを獲得し、さらにディフェンスを強化した。

ヒーピア氏は、守備の安定は「攻守のバランスがとれている」ところにあると指摘。さらに、そのおかげで攻撃面でも落ち着いてプレーできるようになったと評している。

「最近のサッカーでは、勝つためには攻守両面でとてもよい状態に保たなければならない。リヴァプールは、このところ無失点の試合が多いが、これは攻撃と守備のバランスがとれていることを示しているね。相手ゴール前で、より決定的な仕事が出来ているとも思う。毎試合多くのチャンスが作れている。開幕当初からチャンスは作れていたが、その頃は決定力にかけていたと思う。何回もチャンスがあったのに、決めきれなかった。だが、今は修正できていると思う」

「メンタル的な要素もとても重要だ。90分フルに集中力を保たなければならないし、ボールが来たら自信をもってプレーしないといけない。そのための改善は出来ているんじゃないかな。相手ゴール前で、とても堅実にリラックスしてプレーしている」

■「改善すべきところはない」

そんなレッズの改善点はどこなのかと尋ねると、ヒーピア氏は自身を持って「ない」と回答。リーグ優勝は現実的ではないが、CL出場権をつかむことは十分に可能だろうとの見解を示した。

「今のところ、改善すべきところがあるとは思わない。試合には勝てているし、得点もとれている。さらに、クリーンシートも増えてきた。今はすべてがうまくいっている。毎年毎年、より強くなろう、前進しようと思うものだ。今季リーグ優勝を果たすのは、とても、とても難しいだろう。首位のシティとの差は、かなり大きい。彼らは毎週末、勝ち点を積み上げているようだ。間には別のチームもいるし、シティが勝ち点を落とせば他のチームがあがっていくだろう」

「リヴァプールにとっては難しい状況だが、自分たちの試合に集中して、毎試合勝つために全力を尽くさなければならない。それが出来れば、結果もついてくるだろう。もちろん、トップ4に入ることは最低限の目標だ。来年のチャンピオンズリーグに出場したいし、できれば優勝だってしたいだろうね」

■「You'll never walk alone」を歌いながら

そして、現在出番を失っている選手には、腐らず戦い続けることが何よりも大切だと奮起を促している。

「サッカーでは、プレーしないでいるとあっという間にすべてが変わってしまう。同じポジションの選手がケガをする可能性もあるから、代わりに出られるように準備しておかなければいけない。悩んだり落ちこんだりして練習をしないでいたら、チャンスが来た時に準備不足になってしまう。それでは、試合でプレーできるチャンスを棒に振ってしまうだけだ。レギュラーでない選手にとって、練習に取り組む姿勢と強いメンタルがとても、とても重要なんだ。チャンスが来たら、それをつかまなければならない」

1月のマーケットではMFフィリペ・コウチーニョを失ったが、14日のマンチェスター・C戦では、新加入のMFアレックス・オックスレイド=チェンバレンの活躍もあり、背番号10の不在を感じさせないパフォーマンスを見せたリヴァプール。

来月からはCL決勝トーナメントも始まり、シーズンはいよいよ佳境に入ってくる。しかし、過密日程で苦しい時期でも、“レッズ”はファンとともに「You'll never walk alone」を歌いながら突き進んでいくだろう。

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