「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2017」開催の記者会見が15日に行われた。浦和レッズOBの鈴木啓太氏、鹿島OBの岩政大樹氏が海外のビッグクラブと対戦できる重要性を口にした。
Jリーグワールドチャレンジ2017では浦和レッズが7月15日にドルトムントと、鹿島アントラーズが同22日にセビージャと対戦する。記者会見のトークセッションでは浦和、鹿島の両クラブOBが欧州のビッグクラブと手合わせできる喜びを口々に語った。
鈴木氏は「成長させてもらえる良い経験」と話しつつ、「ただのトレーニングマッチではなく、勝負にこだわる。自分の持っている物差しを広げてくれる」とシーズン中であるJクラブは勝ちに行く必要性があるとした。
また、岩政氏は自身の経験を交えつつ、このように語る。
「僕が入った頃は1年目にバルセロナとやって、2年目にマンチェスター・ユナイテッドとやってっていう時代でした。今になってどの選手がすごかったですか?って聞かれるんですけど、その時の2試合の印象が強くて…。そういう経験って選手のうちにそんなにたくさんできることじゃないですから、良い経験だったなと思います。やはりプロに入ってすぐにトップレベルを体感できたというのは、大きかったですね」
さらに、岩政氏はロナウジーニョやクリスティアーノ・ロナウドといった名前を出しながら、「当たりに行っても全然吹き飛ぶ感じがなかったですし、ちょっとこれはまともに当たっても無理だなと感じましたね」と当時を振り返った。
一方で、マンチェスター・ユナイテッド戦については「うちが2点取って、先行したので、そこから相手が本気になって。後半に(ルート)ファン・ニステルローイが出てきて、彼をガツガツ潰してたら、途中ボールがないところでお尻を蹴られて、すごい嬉しかったですね」と笑顔を見せながら、トップレベルを本気にできた喜びを語った。
