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インテル、21世紀の最強ベストイレブン。“鉄人”サネッティから長友の大親友スナイデルまで!3冠メンバー続々
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ゴールキーパー:ジュリオ・セーザル
在籍期間:2005年~2012年
現主将サミール・ハンダノヴィッチも選ばれるべき1人だが、やはりイタリア史上初の3冠を支えた守護神が最高のGKと言っていいだろう。キエーヴォへの1年間の期限付き移籍を終えた後、当時の正GKフランチェスコ・トルドからポジションを奪取。驚異的な反応と跳躍力を武器に、2006年から始まったセリエA5連覇の立役者の1人となった。2010年にはリーグ、チャンピオンズリーグ、コッパ・イタリアを制覇。同年のセリエAとUEFA最優秀GK賞を獲得している。インテルでの出場数は300試合に達し、128ものクリーンシートを積み重ねた。
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右サイドバック:マイコン
在籍期間:2006年~2012年
圧倒的な攻撃力を武器に右サイドを支配した名フルバック。2006年にモナコからやってくると、デビューシーズンでセリエA7アシストを記録して優勝に貢献。3冠を達成した2009-10シーズンは51試合で7ゴール12アシストと、目覚ましい活躍を見せた。迫力のあるオーバーラップに精度もスピードも兼ね備えたクロス、さらにチャンスと見たらボックス内まで侵入して豪快なシュートと、サイドバックとは思えないほどの攻撃性能を発揮しファンを沸かせた。チームメイトでもあった日本代表DF長友佑都も「憧れの選手」と語っている。
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センターバック:ルシオ
在籍期間:2009年~2012年
在籍年数こそ短かったが、与えたインパクトは強烈。強靭なフィジカルと対人の強さを誇り、空中戦でも脅威に。また積極的に攻撃に参加し、最後方からドリブルで相手をかわしてゴール前に侵入する迫力のオーバーラップも魅力の1つだった。バイエルンから加入後すぐさまポジションを掴み、激しい競争の中でも退団するまでその座を守り続けている。2009-10シーズンのCLでは、累積警告での出場停止1試合を除き12試合にフル出場し、ビッグイヤーを掲げた。
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センターバック:イバン・コルドバ
在籍期間:2000年~2012年
インパクトで言えばワルテル・サムエルかもしれないが、黄金期を支え続けたコルドバの存在を忘れてはならない。173cmと小柄ながらも、圧巻のスピードとカバーリング能力、果敢なタックル、ジャンプ力、闘争心を備えたコロンビアのレジェンドは、外国籍選手としてクラブ歴代2位の通算454試合に出場。CLの他セリエA5連覇、コッパ・イタリア4度優勝など11ものタイトルを手にしている。ケガで離脱する時期もあったが、加入から9シーズン間はほぼレギュラーを務め続け、チーム事情に合わせてセンターバックだけでなく右サイドバックとしてもピッチに立ち続けたファイターだ。
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左サイドバック:ハビエル・サネッティ
在籍期間:1995年~2014年
21世紀のインテルにおいて、最も重要な選手である。20年近くをクラブに捧げ、重ねた出場試合数は歴代最多の「860」。2000年以降の獲得主要タイトルは「11」を数え、そのすべてで主将としてカップを掲げている。キャリア晩年に差し掛かってもその溢れる献身性とスタミナは最後まで衰えず。複数のポジションをハイレベルでこなす戦術理解度も持ち合わせ、またロッカールームのリーダーとして常に模範的であり続けた。共に3冠を成し遂げたジョゼ・モウリーニョはサネッティを「生きる喜びの象徴」と表している。なお彼が背負った背番号4は永久欠番に。現在は、愛するインテルで副会長を務めている。
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アンカー:エステバン・カンビアッソ
在籍期間:2004年~2014年
インテル黄金期を支えたピボーテ。2004年の加入後、2006-07シーズンを除いて毎シーズン公式戦40試合近くピッチに立ち続け、10年間で431試合に出場した。鋭い読みで常に危険なエリアをカバーし、果敢なボール奪取から正確なフィードでチャンスメイクもお手の物。チーム事情が苦しいときは、センターバックとしてもそつなくプレーしてみせた。サネッティと同様に若手選手の模範としてあり続け、11個のタイトルを獲得している。
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インサイドMF:ウェズレイ・スナイデル
在籍期間:2009年~2013年
インテルにおける21世紀最高の司令塔。アヤックスで若くしてトップクラスに成長し、レアル・マドリーでもリーグ優勝を経験。2009年にセリエA初挑戦となったが、初年度で3冠の立役者となった。CLでは11試合に出場して3ゴール6アシスト。準決勝バルセロナ戦では1ゴール1アシスト、決勝でも先制アシストと決定的な活躍を見せた。またオランダ代表として同年のワールドカップで大活躍し、バロンドールの有力候補に(結局、最終候補3人に入らず、物議を醸すことに)。なお長友佑都とは大の親友であり、チームメイト時代に何度もイタズラを仕掛けていたことを本人も認めている。
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インサイドMF:デヤン・スタンコヴィッチ
在籍期間:2004年~2013年
天才的なセンスを持ち合わせながら豊富なスタミナでピッチを駆け回り、攻守に大きな貢献を果たした名手。チーム状況に合わせて中盤複数ポジションで起用されたが、どのタスクもハイレベルにこなし、インテル黄金期を支え続けた。とりわけ、右足から放たれるミドルシュートは強力で、幾度も素晴らしいゴールを挙げてきた。2009年のジェノア戦、2011年のCLシャルケ戦での50m近い超ロングボレーシュートは、今でも語り継がれる伝説のゴールである。
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攻撃的MF:アルバロ・レコバ
在籍期間:1997年~2008年
ウルグアイが誇る異才レフティ。重心の低い推進力抜群のドリブルとパンチ力のある豪快なシュートが代名詞。狭い局面でも強引に状況を打開し、鋭いミドルシュートでファンを沸かせた。また、精度の高い強烈なFKやCKなど、プレースキックでも魅せた。インテルでは261試合に出場して71ゴール。2度のセリエA、コッパ・イタリア制覇を達成し、1997-98シーズンにはUEFAカップも制している。
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センターフォワード:ディエゴ・ミリート
在籍期間:2009年~2014年
30歳とベテランの域に達してからインテルへ加入したが、目覚ましい活躍を見せた“エル・プリンシペ”。デビューシーズンでリーグ戦22ゴールを奪うと、CLでも6ゴール、コッパ・イタリアでは2ゴールを挙げた。そして上記3大会すべてで優勝を決める得点を決めるなど、驚異的な勝負強さを発揮。トリプレーテ最重要選手の1人と言っても過言ではないだろう。ケガに悩まされた時期もあったが、公式戦171試合で75ゴール。2010年にはUEFA年間最優秀選手に輝いており、歴史に名を刻むゴールハンターである。
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センターフォワード:クリスティアン・ヴィエリ
在籍期間:1999年~2005年
日本では“重戦車”の愛称で親しまれた元イタリア代表FW。多くのクラブを転々としたが、最盛期はインテルでの6年間。アバウトなボールを放り込んでもとりあえず何とかしてしまうほどで、強靭な肉体とスピードで突き進み、チャンスを逃さない決定力を誇った。インテルでは公式戦190試合で122ゴール、2002-03シーズンはケガもあってリーグ戦23試合の出場に留まったが、試合数を上回る24ゴールを奪い、得点王を獲得した。なお私生活も豪快で、数々の有名モデル・女優とのロマンスが騒がれたが、後に本人も「すべて事実」と暴露している。
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