スポーツのライブストリーミングサービス『DAZN(ダゾーン)』を提供するPerform Group(パフォーム・グループ)は6日、都内でDAZN2周年記念メディアカンファレンスを行った。
出席したPerform Japanグループディレクターを務めるマーティン・ジョーンズ氏は、始めに今朝北海道で発生した地震に影響を受けた方へ「お悔やみ申し上げます」とコメント。そして、2年間の取り組みについて以下のように語った。
「我々はDAZNを2年前に3つの市場で始めた。日本でのパフォーマンスは本当に成功しており、嬉しく思っている。カナダ、イタリア、これから数週間後にはアメリカでローンチする」
「ビジネスの話をもう少し。我々はこの2年間順調に成長している。1万試合以上を放映し、スポーツブロードキャストを大きく変えた。Jリーグも権利を取得し、NPBのプロ野球の球団も増えた。日本のスポーツリーグの本拠地と考えている。チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグも9月18日から放映を開始する」
「これは日本では初めて。我々DAZNは素晴らしい価値を提供している。ワンプラットフォームワンプライス、すごく簡単な登録方法。視聴者のスタイルを変えてきた。これまでの視聴方法とは大きく変わった。我々のビューワーは35%がマルチデバイスだ。我々はプラットフォームモデルを作り、スタイルにあったものを作っている。サッカーが好きな方が他のスポーツを見ている。38%もがマルチスポーツを楽しんでいる。また、ユーザーの声を聞き、素速く反応している。定期的にリサーチし、ユーザーの声を理解し、マーケットに合ったものをローンチしている」
「例えばキークラブ、キーリーグのリマインダー機能や、データセーブ機能(通信量を7分の1に)、そして様々な支払い方法を実現した」
「Jリーグと新たなファンを獲得するため、ブロードキャスターの枠を超えたパートナーとの取り組みを実施している。Jリーグとのエンゲージメントを増やしている。最近はファンの平均年齢が下がった。これは嬉しいことであり、もっと若者のファンを増やしていきたい」
この日は音楽ストリーミングサービス『Spotify(スポティファイ)』との提携も発表。Spotify Japan株式会社代表取締役社長玉木一郎氏は、「音楽に対する愛情を持って作られてきた。スポーツファンの方々、すなわち音楽ファンの方々により自由に楽しんでいただけることを大変楽しみにしています。スポーツファンのみなさまに楽しみと喜びを与えられることを楽しみにしています」とコメント。ジョーンズ氏も「素晴らしいパートナーになる。OTTの市場で一つになって、刺激を与えて試してみたい。この期間でしっかりと成長したい」と喜びを語った。
また、ダウンロード視聴機能についてジョーンズ氏は、「他の開発を優先しているが、ダウンロード機能はここ数カ月で日本に導入される」とコメント。DAZNマーケティング・パートナーシップ シニアバイスプレジデントの大崎貴之氏も、「特に時差のあるサッカーのプライオリティのファンクションになっています。データセーブ機能も公表いただいているし、見逃し配信もやっているのでダウンロード機能もいち早くやっていきたいです」と、実施に向けて動いていることを明かしている。
