2018-04-21-kawasaki(C)J.LEAGUE PHOTOS

王者川崎が鹿島から4発で不調脱出!中村憲剛弾飛び出し公式戦7試合ぶりの白星/J1第9節

■J1第9節 川崎 4-1 鹿島

川崎:OG(5分)、エドゥアルド・ネット(47分)、中村憲剛(65分)、大久保(81分)

鹿島:永木(64分)

明治安田生命J1リーグ第9節が21日に行なわれ、川崎フロンターレと鹿島アントラーズが対戦した。

以下に続く

公式戦6試合勝利なしと苦しむ川崎と、前節4試合ぶりの勝利を挙げた鹿島。しかし、ホームの大声援を受ける川崎は、立ち上がりから圧力をかける。

家長昭博の右サイドから19歳の小田逸稀を攻め立てる。すると5分、絶妙のポジションで縦パスを受けた家長が右サイド深い位置を突破。プレッシャーを受けず、右足でクロスを上げると、三竿健斗のオウンゴールを誘い、電光石火で先制点を奪う。

一方の鹿島は前線で時間を作れる金崎夢生と推進力のある鈴木優磨を軸に反撃。鈴木と奈良竜樹は激しくやり合い、熱を帯びた試合はイエローカードも徐々に増えていく。

試合巧者らしく自分たちの時間を増やしていった鹿島は、シュートチャンスをいくつか作ったものの、チョン・ソンリョンを慌てさせるシーンはなく。前半は川崎が1点リードで終了する。

後半に入ると、再び立ち上がりにネットを揺らしたのは川崎。縦パスを続けると、抜け出したのはエドゥアルド・ネット。ワンフェイクを入れてDFを完全にかわすと、最後は逆足の右足でゴール左に沈めた。

鹿島は64分に途中出場の永木亮太がFKを直接決め、追い風ムードとなるも流れを再び引き戻したのは「川崎のバンディエラ」中村憲剛。永木のFK弾から1分後、小田のバックパスを猛然と追いかけ、ワンタッチでキーパーの股を抜いてみせた。ゴール後にはお馴染みのセレブレーションも披露している。

さらに、途中出場の大久保嘉人がカウンターからドリブルで仕掛けると、昌子源のファウルを誘発。昌子は2枚目のイエローカードで退場となった。

81分には川崎らしい崩しから最後は大久保は冷静に流し込み、4点目。試合を決定づける。

鹿島を圧倒した川崎は、J1第4節名古屋グランパス戦以来公式戦7試合ぶりの勝利。一方の鹿島はここ7試合で1勝と苦しんでいる。

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