新型コロナ危機でついに東京五輪の延期決定…IOC「選手、関係者、国際社会を守るために…」

24日、今夏に予定されていた東京オリンピックの延期が決まった。

現在、世界各国で猛威を振るう新型コロナウイルス。24日現在、全世界で41万人を超す感染者を出し、死者も2万人に達する勢いだ。この脅威はフットボール界を含むスポーツ界全般に波及し、各国のリーグ戦やカップ戦、さまざまなイベントが中止ないし延期される事態に陥る。

7月に東京で予定されるオリンピックの開催も危ぶまれる中、23日には国際オリンピック委員会（IOC）のディック・パウンド氏が『USAトゥデイ』に対して「延期されることが決定した。大会は7月24日に開始されない」と明かしていた。

そして24日、IOCはついに今夏の東京オリンピック開催延期を決断。同組織は声明の中で「未曽有かつ予測不可能な感染拡大は全世界で悪化の一途を辿っている。月曜日（23日）、世界保健機関の事務局長テドロス・アダノム・ゲブレイェソスは、COVID-19のパンデミックは加速していると言っていた。ほとんどすべての国で感染者が確認されており、毎時間その数は増えている」と全世界に広がる危機について言及。

続けて「現状と本日（24日）WHOから提供された情報をもとに、アスリート、オリンピックの関係者全員、国際社会の健康を守るため、IOC会長と日本の首相は東京で行われる第32回オリンピック競技大会が2020年以降、ただし2021年夏を過ぎない日時でスケジュールを変更すべきという結論に至った」と大会延期を発表した。

なお、新たな日程などについては現段階で発表されていない。

また、北中米カリブ海地域の2代表を除く14チームの出場がすでに決まっている男子サッカー。しかし、他の競技とは異なり23歳以下と年齢制限が設けられており、2021年以降の開催になった場合どのような年齢制限が課されるか現段階では未定で、今後協議されることが予想される。

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