ボルシア・ドルトムントは31日、ベルギー代表FWミヒー・バチュアイ（24）をレンタルで獲得したことを発表した。今シーズン終了までの期限付き移籍となり、買い取りオプションの有無については明かされていない。
チェルシーが新たなFWを加えることが、ドルトムント行きの条件となっていたバチュアイ。ドルトムントのガボン代表FWピエール＝エメリク・オーバメヤンを獲得したアーセナルからフランス代表FWオリヴィエ・ジルーを加えたことで、ベルギー代表にドイツに渡る許可が下りることに。3クラブ間の“玉突き移籍”が成立した。
背番号44を与えられたバチュアイはドルトムントの公式ウェブサイトで「大きな目標を達成するため、なるべくたくさんプレーし、たくさんのゴールを決めていきたい。夏にはワールドカップがあるのでね」と意気込みを語った。
また、ドルトムントのミヒャエル・ツォルクSD（スポーツディレクター）は2017年において平均出場時間88.5分毎に1ゴールを記録した同選手を「ミヒ―は高い得点率を誇る若くて興味深いストライカー。彼は並はずれのクオリティーをチェルシーやマルセイユで、ベルギーリーグや代表チームで証明してきた」と迎えている。
なお2016年にマルセイユからチェルシーに加わったストライカーだが、今シーズンはこれまで公式戦26試合に出場し12ゴールをマーク。だが、アントニオ・コンテ監督の信頼を勝ち取れずリーグ戦での先発出場は3試合にとどまっていた。
