2017-08-03 Nagatomo yutoGetty Images

インテル、チェコ代表FW獲得に移籍金足りず、長友佑都をトレード候補に検討か

インテルに所属する日本代表のDF長友佑都がトレード要員として放出を検討されていると、20日にイタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』が伝えている。

長友は今夏、サンプドリアからインテルに加入したスロバキア代表DFミラン・シュクリニアルの移籍交渉の際、トレード要員として候補に挙げられた。サンプドリアは長友の獲得に興味を示していたものの、シュクリニアルの案件に含めることを望まず、最終的にFWジャンルカ・カプラーリのみがトレード要員としてジェノヴァへ移った。

当初は新指揮官ルチアーノ・スパレッティの下、構想外とみられていた長友だが、プレシーズンを通じて徐々に信頼を勝ち取った。今夏、ニースから移籍金2000万ユーロ(約26億円)で強力なライバル、DFダルベルト・エンリケが加入。ポジション争いが厳しくなる中、セリエA開幕戦において先発の座を勝ち取ることに成功し、指揮官からも「素晴らしいプレー」と称賛された。

■移籍金が足りず長友らをトレード候補に

だが現在、インテルはサンプドリアに所属するチェコ代表FWパトリック・シック獲得のため、長友もしくはDFダヴィデ・サントンをトレード要員として譲渡する案を検討している。シックは今夏、イタリア王者ユヴェントスへの移籍が目前にまで迫ったが、メディカルチェックで心臓に異常が見つかり破談となった。その後の再検査で問題が見つからず、インテルとサンプドリアは移籍金3800万ユーロ(約49億円)で合意に至った。しかしインテルは資金を準備できず、選手1名をトレード要員として放出した上、レンタル移籍での獲得を代替案として検討している。

ただローマも本命であるレスターのMFリヤド・マフレズ獲得交渉が難航しており、代役としてシック獲得に乗り出している。既にモンチSD(スポーツディレクター)がサンプドリア幹部と面会しており、現段階ではインテルに先んじている模様だ。今後の動向は注目されるところだ。

▶セリエAのライブを観るならDAZNで!1ヶ月間無料のトライアルを今すぐ始めよう
広告

ENJOYED THIS STORY?

Add GOAL.com as a preferred source on Google to see more of our reporting

0