■セリエA第2節 ローマ 1-3 インテル
ローマ:ジェコ(15分)インテル:イカルディ(67分) イカルディ(77分)、ヴェシーノ (87分)
現地時間26日、イタリア・セリエA第2節が行われ、長友佑都の所属するインテルは敵地オリンピコでローマと対戦し、3-1で逆転勝ちを収めた。開幕戦に続いて先発した長友は56分に交代している。
開幕2試合目にして早くも訪れたセリエAのビッグカード。ともに開幕戦を白星でスタートさせているローマとインテルは、連勝を懸けて立ち上がりから拮抗した試合展開を見せる。
より積極性を見せていたインテルだったが、カウンターを狙うローマが徐々にチャンスを作り始める。14分には、アレクサンドル・コラロフのミドルレンジからのボレーシュートが左のポストを直撃。インテルサポーターがホッとしたのも束の間、直後にローマが先制点を挙げる。15分、ラジャ・ナインゴランの浮き球パスを、ゴール前で空間を作っていたエディン・ジェコが胸トラップからのボレーでネットを揺らした。
このゴールで余裕の生まれたローマは中盤でボールが回るようになり、39分にはグレゴワール・デフレルの落としからナインゴランが強烈なシュートを放つも、再び左のポストを直撃し追加点は奪えなかった。
1点をリードして後半を迎えたローマに対し、先制されてからはほとんど決定機が作れなかったインテルはハーフタイムでロベルト・ガッリアルディーニに代えてジョアン・マリオを投入し巻き返しを図る。
後半、追いつきたいインテルに対し、ローマは前半同様にカウンターを狙う効率のいい戦い方を選択。56分には、長友がダルベルト・エンリキとの交代でベンチに下がったが、試合の流れは変わらず。65分にはケヴィン・ストロートマンのミドルシュートがまたも右のクロスバーを叩き、ローマはリードを広げるチャンスを生かすことができない。
すると相手にもビッグチャンスが生まれるのがサッカー。67分、アントニオ・カンドレーヴァのスルーパスを受けたマウロ・イカルディの反転シュートが決まってインテルが同点に追いつく。
さらにインテルの勢いはとまらず、77分には左サイドで縦に仕掛けたイヴァン・ペリシッチの折り返しを、ゴール前でピタリと足元に収めたイカルディが振り向き様にシュート。これがDFの股を抜いてネットを揺らし、インテルが逆転に成功する。
この試合、初めて追いかける立場となったローマだが、攻撃が空回りし、エースのジェコは孤立。逆に試合運びに余裕を感じさせるインテルは87分、左サイドを突破したペリシッチの折り返しをニアサイドのマティアス・ヴェシーノが合わせて3-1。前半はローマのプラン通りともいえる試合展開ながら、後半にインテルがイカルディという個の力で逆転に成功しライバルから勝ち点3を手にしている。




