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【特集】サムライたちの“現在地”とは…新シーズンに臨む海外日本人選手を徹底分析

2017-08-03-MARSEILLE-hiroki-sakai

■酒井宏樹が“真のマルセイユ戦士”になるために必要な意外な課題とは?

酒井宏樹は昨シーズン、フランス挑戦1年目ながら、堂々たるプレーを見せてマルセイユの主力選手へと定着した。指揮官のルディ・ガルシア監督も右サイドバックを補強する予定はないと話すなど、酒井の存在は絶対的なものとなりつつある。一方で、指揮官そしてフランスメディアが物足りないと考えている点も少なからず存在する。酒井が“真の戦士”となるために必要な課題とは一体何なのだろうか。

以下に続く

(文=小川由紀子)

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■川島永嗣の存在価値は?メスでの新たな1年で期待されること

川島永嗣にとっての昨シーズンは順風満帆だったわけではなかった。第3キーパーとして加入し、ベンチ入りすら保証されないという状況はベテランGKにとって難しいものだ。しかし、最終的には高い意識と勝負強さを評価され、正GKとしてシーズンを終えた。では、新シーズンの守護神争いはどうなるのだろうか。川島の決して揺るがない存在価値とともに2017-18シーズンを占う。

(文=小川由紀子)

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2017-08-11-leicester-shinji-okazaki(C)Getty Images

■ライバル到来も「光あり」…レスター岡崎慎司が飛躍のために必要なものとは?

岡崎慎司にとっての新シーズンは決して楽なものにはならないだろう。マンチェスター・シティからポテンシャル抜群の若きFWケレチ・イヘアナチョが加入したからだ。2500万ポンド(約36億円)という大金で加わったことからも期待の大きさはうかがえる。しかし、岡崎に付け入る隙がないわけではない。2017-18シーズンのレスターにおいて、岡崎はいかにして自らのポジションを確保すればよいのだろうか。

(文=田嶋コウスケ)

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2017-08-12-southampton-yoshida

■プレミアでステップアップを目指す吉田麻也…競争を勝ち抜くために求められる“武器”とは?

プレミアリーグでの6シーズン目を迎える吉田麻也。昨シーズンは後半からレギュラーCBの座を確保し、チームをリーグカップ決勝に導くなどサウサンプトンの守備陣を支えた。主力の一員として迎える新シーズンではさらなるレベルアップを求められるが、そのためには特長となる“武器”が必要だと語る。新指揮官・マウリシオ・ペジェグリーノの下、どのようなディフェンスリーダーを目指すのか。吉田にとってステップアップを見据える新たなシーズンが間もなく開幕を迎える。

(文=田嶋コウスケ)

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2017-08-06 Frankfrut HasebeGetty Images

■なぜ長谷部誠はフランクフルトに不可欠なのか?指揮官が称賛する理由

長期離脱でチームを離れていた長谷部誠だが、来る新シーズンもフランクフルトにとって最重要選手の一人であることには変わりない。ニコ・コヴァチ監督は「皆の手本」と話して、長谷部の姿勢を高く評価している。フランクフルトでなぜこれほどまでに長谷部の存在は重宝されるのか。そして、2017-18シーズンで長谷部はどのような役割を背負うことになるのか、本人や周囲の言葉から読み解いていく。

(文=山口裕平)

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2017-08-13-frankfurt-daichi-kamada

■“無名”の鎌田大地はのし上がれるのか?定位置確保に必要なこと

今夏からフランクフルトに加わった鎌田大地は、どのような1年目を送るだろうか。21歳の鎌田は日本代表歴もなければ、世代別の代表経験もなく、ドイツではまったく“無名”の存在と言える。しかし、ドイツでの期待値は決して低くはない。その期待に、結果で応えるために必要なものとは? ポジション争いのライバルや、定位置をつかむために必要なことなどとともに考察する。

(文=山口裕平)

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2017-08-16 Kagawa Dortmund

■完全復活なるか?ドルトムント香川真司に求められる“直接的な結果”

香川真司は新監督ピーター・ボスの元で新たなスタートを切る。6月に肩を負傷した影響で、プレシーズンの大部分は欠場することになってしまったが、シーズン最初の公式戦では途中出場から復帰。指揮官が代わり、白紙に戻ったポジション争いだが、古参選手としてチームから懸けられる期待は小さくない。契約を2020年まで延長した愛するドルトムントで求められるものは目に見える結果のみ。香川にとって勝負のシーズンが始まろうとしている。

(文=山口裕平)

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■名門インテル復活へのキーパーソンに?長友佑都が担う役割とは

毎シーズンのように放出候補として挙げられながら、予想を覆してポジションを勝ち取ってきた長友佑都。今シーズンもルチアーノ・スパレッティ監督に代わり、例のごとく難しい状況に置かれた。一方で、チームの最古参選手の一人として同僚との交流をSNS上でアップするなど、ピッチ外で大きな存在感を放っていることを示唆させる。また、当初は構想外と見られていた序列にも徐々に変化が見られ始め、指揮官からの評価も上がっている。笑顔を絶やさない日本人サイドバックはどのような2017-18シーズンを送るのか。その見通しは決して暗いばかりではない。

(文=手嶋真彦)

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■酒井高徳が背負う重責と期待とは?フレキシブルな起用は信頼の証か

酒井高徳は昨シーズンに続いて、今季も主将の重責を担うこととなった。昨季と違うのは、シーズン途中からではなく、開幕からアームバンドを巻くことだ。酒井はどのような新しい“キャプテン像”を見せるのだろうか。また、起用法も新たなポイントの一つに挙げられる。指揮官の酒井への信頼は絶大で、フレキシブルなポジション変更も予想されるところだ。今季もハンブルガーSVにとってなくてはならない存在となる酒井の活躍に注目が集まる。

(文=山口裕平)

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2017-08-13-gent-yuya-kubo(C)Getty Images

■久保裕也が存在価値を示すために必要な唯一無二のこととは?

昨シーズンは冬に加入して、半年で11ゴールを挙げる大活躍を見せた久保裕也。ヘントの救世主となった久保には、今シーズンも大きな期待が寄せられている。開幕から出場機会を得ている日本人ストライカーに求められるものは、当然昨シーズン以上の結果だ。ライバルは少なくないが、久保が必要とすることはシンプルかつ明瞭である。その期待にしっかりと応えられたとき、常々口にしているステップアップの扉が開くだろう。

(文=堀秀年)

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2017-08-17-takuma-asano(C)Getty Images

■浅野拓磨、飛躍に必要な課題とアーセナル復帰への最低条件は?

浅野拓磨は初のブンデスリーガ1部挑戦へ向けて、プレシーズンは悪くないスタートを切った。それでも、浅野のシュトゥットガルト2年目は決して楽な道のりは待っていないはず。絶対的な主力になりきれていない浅野に必要なものとは何か? また、さらにその先に見えるアーセナル復帰というルートを歩むためにはどれほどのインパクトが求められるのだろうか。ライバルの存在や課題とともに浅野の今シーズンを考察する。

(文=遠藤孝輔)

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■ブレイクの予感漂う武藤嘉紀と、試練の宇佐美貴史…それぞれの“現在地”は?

ともに昨シーズンは不本意なものとなった武藤嘉紀と宇佐美貴史。しかし、武藤に関して言えば、見通しは非常に明るい。プレシーズンからゴールを重ね、指揮官からの信頼をつかみ取っている。一方で、宇佐美は新シーズンも厳しい時間を過ごすことが予想される。状況は異なるものの、二人共今季こそはと意気込んでいることは間違いない。それぞれ飛躍のために、必要なこととは一体何なのであろうか。“現在地”とともに分析していく。

(文=遠藤孝輔)

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2017-08-10-hertha-genki-haraguchi(C)Getty Images

■原口元気の居場所はヘルタにあるのか?現在地と“理想のシナリオ”を探る

契約延長のオファーを固辞したことにより、依然としてヘルタ・ベルリンでの原口元気の立場は不安定なものとなっている。今季はヨーロッパリーグに参戦することで、“飼い殺し”となる可能性こそ低いものの、チーム内の序列は低い。現在の立場を覆すために原口に必要なこととは? 最終的に夢とも語るプレミアリーグへのステップアップを果たすため、理想のシナリオとは一体どのようなものなのだろうか。

(文=遠藤孝輔)

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■シャルケ内田篤人が歩む復活への道…現状とライバルは?

長期離脱からの完全復活を目指す内田篤人のシャルケでの立場は依然として芳しくない。今季から指揮を執るドメニコ・テデスコ監督の元で、ポジション争いは白紙に戻ったが、プレシーズンでもアピールの成果は今ひとつ。新監督に自身の存在を知らせることが最初の課題となる。チャンピオンズリーグでベスト4を経験するなど“強豪”と呼ばれていた頃のシャルケを知る数少ない選手となった内田。今シーズンも多くのライバルと共にポジションを争うこととなるが、もう一花咲かせることはできるか。

(文=遠藤孝輔)

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■堂安律と小林祐希、オランダから飛躍を誓う若武者の視線の先にあるもの

オランダで初年度を迎える若武者・堂安律と、確固たる信頼を得て中心選手としてシーズンをスタートした小林祐希。勿論それぞれの現在地は異なる。野心溢れる若者への期待は大きい。19歳という年齢もあり、負荷が掛かりすぎないように途中交代、途中出場が多くなることは念頭に入れておく必要がある。しかし、堂安はしっかりと自身の課題を自覚しており、チャンスを活かせることは前提として、オランダでどのような成長を遂げるかが最大の注目点だ。一方の小林は絶大な信頼を得るヘーレンフェーンの心臓としてオランダ2年目を迎えた。常々口にしているステップアップのためには何が必要なのだろうか。

(文=堀秀年)

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2017-08-01-koln-yuya-osako

■ケルン大迫勇也が狙う二桁得点の難易度と達成への鍵は?

プレシーズンのテストマッチで負傷したため、ホームで行われる第2節での復帰に照準を合わせている大迫勇也。それでも、ペーター・シュテーガー監督からの信頼は揺らがず、不動のレギュラーとして大きな期待を寄せられている。新戦力のFWジョン・コルドバとのコンビーネーションで、いかに得点を重ねられるかは大迫、いやチームにとって最も重要なテーマとなるはずだ。また、自身初となるヨーロッパリーグで、どのようなパフォーマンスを発揮できるかは、今シーズンの見どころだ。

(文=遠藤孝輔)

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■柴崎岳、新天地ヘタフェへの適応度は?レギュラー争いの“今”を探る

内向的な性格と言葉の壁がある中で、柴崎岳はチームに溶け込もうと努力を見せている。実際、期待以上に新チームのヘタフェに適応しており、リーガ開幕戦で先発出場する可能性もあるという。ただし、柴崎のライバルは、チームのアイドル的存在フランシスコ・ポルティージョであり、当然、その経験や実績は柴崎を上回っている。柴崎がシーズンを通じ、レギュラーとして活躍するために必要なことは何か。スペイン『アス』紙のヘタフェ番記者が、柴崎の“今”を鋭く分析する。

(文=ホセ・アントニオ/アス紙ヘタフェ番記者)

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■エイバル乾貴士に求められる“従順からの脱皮”と“得点力”

昨シーズン、バルセロナから2ゴールを奪うなど小さくないインパクトを残した乾貴士。しかし、今シーズンも課題は変わらない。必要なのは数字による結果と、そのための“エゴ”だ。テクニックがあり、周りも見せる乾は、他のスペイン人選手とは異なり、ときにピッチ上では消極的とも見える選択を下す。そこで、エイバルもよく知る乾のテクニックを押し出すようなエゴを披露すれば、指揮官からの「従順すぎる」という課題はクリアできるだろう。すでにチーム内で高い評価を確立しているだけに、1つずつ階段を上ることで、よりエイバルにとって絶対的な存在となれるはずだ。

(文=森田泰史)

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