マンチェスター・シティのウォルヴァーハンプトン戦決勝点に物議の声が上がっている。
20日に行われたプレミアリーグ第8節でマンチェスター・Cはウルブスと敵地で対戦。7分にヨルゲン・ストランド・ラーセンが先制するも、33分にヨシュコ・グヴァルディオルが同点に。その後、後半アディショナルタイムにジョン・ストーンズが逆転ゴールを挙げてマンチェスター・Cが2-1でウルブスに勝利した。
しかし、ストーンズの決勝点には波紋が広がっている。当初、レフェリーはベルナルド・シウヴァが相手GKジョゼ・サの前に陣取り、オフサイドポジションだったことから、オフサイドの判定で得点が認められなかった。しかし、その後のVARレビューによって判定は覆り、マンチェスター・Cの決勝点が認められた。
プロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャル・リミテッド(PGMOL)は判定が覆った理由について声明の中で「ベルナルド・シウヴァがオフサイドポジションであり、ゴールキーパーのビジョンに入っていたためにストーンズのゴールはオンフィールドで認められなかった。VARはシウヴァが視野にはおらず、ゴールキーパーへの影響はないと考え、オンフィールドレビューを推奨した。レフェリーは当初の判定を覆してゴールは認められた」と伝えた。
しかし、この判定に納得のいかないウルブスのギャリー・オニール監督は、今年4月のマックス・キルマンのゴールが認められなかった判定を引き合いに出して、レフェリングの一貫性のなさを非難した。
「キルマンのゴールが認められなかった理由はタワンダ・チレワがゴールキーパーにインパクトを与える場所にいたということだった。ベルナルド・シウヴァはジョゼ・サの1m以内にいたと思う。同様の論争がされると思うが、彼らは正しい判定であり、全員が正しかったとでも言うに違いない」
さらに、オニール監督はビッグクラブに対して優位になる判定ではないかと不満を続けた。
「判定を下す上で潜在意識に何かあるのか?あるいは、知らずのうちにウルブスよりもマンチェスター・シティが優位になる傾向があるのか?」
「通りで誰かに腹を立てないといけない状況があり、小さい男と大きい男がいれば、小さい男に対して腹を立てるだろう。小さい男に恨みはないが、この意味がわかるだろう?そこには何かがあり、意図してやったわけではないが、そのようなものだ。彼らは100%正直で、彼らは彼らにできる最高の仕事をやり、私は彼らに敬意を払っている。でも、本当にわずかな差しかない場合、そのような方向に行ってしまうのかもしれないと思う」