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翻訳者:

コモとマンチェスター・ユナイテッド、あべこべな2つの世界の数字。夢を築くための3億4000万と、道を見失う26億

13年間でヨーロッパリーグ優勝1回。費やした額は約22億ポンド。一方、デビューでチャンピオンズリーグ優勝1回。移籍市場を5度経て、投じた額は約3億4000万ユーロ。

サッカーは昔から数字が好きだ。だが水曜日の夜、湖畔でその数字があざ笑われた。というのも、激しい雨が降るシニガリアで、コモがマンチェスター・ユナイテッドにサッカーを教えるような試合を見せたからだ。


  • ある意味、歴史的な出来事だった。ニコ・パスの2得点、ドゥビカスとラモンのゴールで4-1。ジルクゼーが一矢を報いたとはいえ、その結果の大きさもさることながら、イングランド勢がイタリアのチームのホームで敗れたのは、はるか2007年以来だった。それは「あの」ACミランとの準決勝第2戦でのこと。当時、マンチェスター・ユナイテッドのベンチにはまだサー・アレックスが座っていた。翌年には、別の豪雨に見舞われたモスクワで、自身最後のチャンピオンズリーグ優勝を果たすことになる。


    この話のつながりは、今回も都合がいい。雨が降り、湖畔よりもマンチェスターを思わせる夜だったというだけではない。いつもの構図が逆転したのは、天候だけでなくサッカーも同じだった。

  • こうした逆転は、言うまでもなく、資金力だけでサッカーを見続ける人にとってしか、もはや驚きではない。だが、ここで数字を改めて整理する必要がある。

    2013年夏、まさにサー・アレックス・ファーガソンが退任した時から、マンチェスター・ユナイテッドは国家予算並みの巨額を移籍市場に投じてきた。Transfermarktのデータによると、2022-23シーズンまでの支出は14億3000万ポンド。直近の4シーズンを加えると、20億を超える。単位はポンドだ。約26億ユーロに相当する。

    分かりやすく言えば、マンチェスター・ユナイテッドが選手の移籍金に費やした額は、イタリアが2026年の医療向けに追加で計上した予算を上回る。また、同じく2026年の、マルタのような欧州の小国の年間公共支出総額の約4分の1に相当する。

  • その成果は、重要なタイトルに限れば、この13年間でヨーロッパリーグ優勝が1度。ジョゼ・モウリーニョの下、2017年にストックホルムで手にしたタイトルだ。プレミアリーグ優勝は一度もない。最高成績は2位が2度で、昨年はキャリックとともに3位だった。

    今、これらの数字を少し詳しく見てみると、思わず苦笑いする。成績を踏まえれば、実に厳しい数字だ(金額はいずれもポンド)。ポグバ(9450万)、アントニー(8550万)、マグワイア(7830万)、サンチョ(7650万)、ルカク(7620万)。この5人だけで4億ポンドを超える。

    しかも、より最近のオールド・トラッフォードでは、おそらくさらに悪い結果を招いている。要するに、近年のサッカー界でマンチェスター・ユナイテッドほど多くを費やし、少ししか勝ち取れなかったクラブはない。ここ数年のクラブ運営は、ビジネススクールの「ケーススタディ」そのもののようだ。

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  • そして「ケーススタディ」といえば、ここでコモの登場だ。というのも、相手は数年前まで下部リーグにいたクラブだからだ。

    ファブレガスが監督に就任して以来、コモは2024年夏に約5000万ユーロ、2025年1月に4920万ユーロ、その次の夏に1億400万ユーロ、そして今夏に約1億3800万ユーロを投じた。4度の移籍市場で計約3億4000万ユーロになる。これに、目立った動きのなかった2026年1月の小規模な補強が加わる。

    コモを質素な地域の協同組合のように描くのは無理がある。2024-25年度の決算は1億500万ユーロの赤字で、クラブの背後には世界有数の富豪一族、ハルトノ家がいる。要するに、コモは貧しいふりなど一度もしていない。ただ、狂騒のサッカー界で今、どう資金を使うべきかを他より先に理解したのだ。

  • 違いはすべて、ここにある。コモは、明確で現代的なサッカー哲学を体現するチームを築いた。ファブレガスは、他人の判断に身を委ねる監督ではない。自ら移籍市場を主導するマネージャーだ。イングランドの監督たちのように。それだけではない。彼は少数株主でもある。獲得した選手たちには共通する特徴があり、その年齢や姿勢は、監督自身が表現したいサッカーと、その構想にかみ合っている。これこそ、私たちがあまりに安易に使いがちな言葉「プロジェクト」の意味だ。

    ヘスス・ロドリゲスは19歳、バトゥリーナは22歳。ほかにもディアオやラモンがいる。そして、その歩みを象徴するのがニコ・パスだ。レアル・マドリーに買い戻し条項を認める形で約600万で加入し、今夏には6000万で引き留められた。彼を中心に一つのシステム全体が育っていたからだ。その正しさはピッチ上で証明された。

    そして昨日、世界中が見守るなか、マンチェスター・ユナイテッドのどの選手よりも輝いたのは、このアルゼンチン人だった。「本当に」優れた選手、今でも「マンチェスター・ユナイテッドにふさわしい選手」と評されるであろう選手は、コモでプレーしていた。

  • 一方のユナイテッドは、名前を積み重ねてきた。モイーズからキャリックまで7人の監督が就任し、それぞれが独自のサッカーと補強リストを持ち込んだ。そして後任が来るたびに、前任者のリストは宙に浮いた。

    その結果、チームは選手を集めた博物館のようになり、支払いだけが残った。2026年3月末時点で、クラブは過去の選手獲得に伴う分割払いの滞納分を、なお4億500万抱えていた。もはや誰もピッチで見たがらない選手の代金を、少しずつ払い続けている。

    つまり、10月半ば、湖畔の湿った夜が思い出させてくれたのは、資金は条件であって、計画ではないということだ。計画を持つ者は資金をチームに変え、持たない者は支払うべき分割金と帳簿に残る後悔に変える。 

    試合後、最も冷静だったのは、ほかならぬファブレガスだった。コモがすべての相手と競えるかどうかは分からないと認めたのだ。進む方向を持ち、その道のりの長さを知る者の言葉である。一方には、13年間、どこへ向かっているのか分からないまま長い道のりを歩んできた者がいる。ただ、不本意ながら、相当な金を使ってきたことは分かっている。