2012年、後にイングランド代表の歴代最多得点者となり、バイエルンの得点源となるハリー・ケインが、ノルウェーのクラブに売り込まれていたという。しかし、移籍は奇妙な経緯で実現しなかった。そう明かしたのは、当時バイキングでスカウトを務めていたゲイリー・グッドチャイルド氏だ。火曜日(21時/Prime Video)に行われる古巣とドイツ王者バイエルンのチャンピオンズリーグでの対戦を前に語った。
グッドチャイルド氏は、14年以上前の出来事について、地元紙『Stavanger Aftenblad』に「彼はバイキングへの加入に興味を持つかもしれないと聞かされました」と語った。当時、ケインを知る者は「誰も」いなかったという。ケインはまだトッテナム・ホットスパーでの飛躍を待つ身で、レイトン・オリエント、ミルウォールFC、さらに後にはノリッジ・シティやレスター・シティへと、たびたびレンタル移籍していた。
「私が話した人たちは、スカンジナビアへのレンタル移籍が彼のためになると感じていました」とグッドチャイルド氏は振り返る。そこで同氏は、当時ミルウォールでFWとしてプレーしていた若手のケインを現地で視察するため、イングランドへ渡った。しかし、視察予定の試合をケインは負傷のため欠場。グッドチャイルド氏は何も分からないまま帰国した。
「その少し後、彼はスパーズのトップチームに入りました。その後のことは、ご存じの通りです」とグッドチャイルド氏は語った。火曜日、ケインは10年以上の時を経て、ようやくスタバンゲルでプレーする。ただし、着るのはバイエルンのユニフォームだ。

