AFCアジアカップ2023で注目すべき若手選手10人

年齢：22歳

所属クラブ：レアル・ソシエダ

レアル・ソシエダで飛躍の2年目を過ごす久保建英は世代を代表するアタッカーとなった。右サイドからの仕掛けはすでにラ・リーガの全チームが警戒するもの。チャンスメイクに加え、決して多くはない好機を仕留める決定力も著しく向上し、レアル・ソシエダの絶対的な顔となっている。チャンピオンズリーグでは決勝トーナメントにも進出したチームの立役者となり、常に違いを作ることのできる久保は必要不可欠な存在だ。直前の負傷により、参加が危ぶまれたが代表には帯同することが決定。日本代表ではラ・レアルのときほどの存在感は発揮できていないが、アジアカップではどのようなプレーを見せてくれるのか。

年齢：22歳

所属クラブ：PSG

育成年代から神童として久保建英と度々比較されてきたイ・ガンイン。昨季マジョルカでブレイクを果たすと、2023年夏にパリ・サンジェルマンへとステップアップした。厚い選手層の前にスタメンを勝ち取るには至っていないが、その正確な左足で得点をマークするなど一定の存在感を示している。一方で、韓国代表ではサイドのチャンスメイカーとして欠かせない存在であり、22歳にしてソン・フンミンやキム・ミンジェと並ぶ絶対的な主力選手の一人だ。

年齢：20歳

所属クラブ：CSKAモスクワ

ウズベキスタンのニュースター候補と目されるアボスベク・ファイズラエフ。2021年10月にU-23ウズベキスタン代表に招集されると、2022年のU-23アジアカップでは活躍。同年のウズベキスタンサッカー連盟が選出する、ヤング・スター・オブ・ザ・イヤーを受賞した。2023年6月にはA代表でもデビューを果たした。2023年夏からはロシアの強豪クラブ、CSKAモスクワに加入し、攻撃的MFとしてレギュラーに定着。ウズベキスタンが誇る若き才能としてアジアカップではさらなる飛躍が期待される。

年齢：21歳

所属クラブ：バイキング

2023年2月、オーストラリアのシドニーFCを飛び出し、ノルウェーのバイキングへ加入。1年目からレギュラーに定着し、安定した出場機会を確保した。攻撃的MFから守備的MFまでをこなし、2ゴール7アシストを記録するなど、中盤で存在感を放った。オーストラリア代表としてのデビューはまだだが、メンバーには招集されており、アジアカップで21歳の新星がお披露目されるかもしれない。

年齢：21歳

所属クラブ：シャバーブ・アル・アハリ

父親も元サッカー選手であるハレブ・アブドゥッラー。UAEの国内リーグの強豪クラブ、シャバーブ・アル・アハリで7番を背負い、21歳にして中心的な役割を担っている。172センチと小柄ながら、サイドアタッカーとして活躍。UAE代表としても2023年11月にデビューした。コンゴ、UAE代表を牽引する存在としてアジアカップの大舞台でも活躍が期待される。

年齢：22歳

所属クラブ：セルティック

韓国の強豪クラブ水原三星ブルーウィングスでデビューすると、2022年には13ゴールを挙げ、チームの得点王に。すると、2023年1月にセルティック加入が決まり、欧州挑戦を果たすことに。当初は古橋亨梧の厚い壁に阻まれていたが、2年目の今季は徐々に出場機会が増加。途中出場ながら、リーグ戦5ゴールを挙げている。高さと強さを生かしたパワフルなセンターフォワードタイプで、古橋とは異なる武器をチームにもたらしている。韓国代表ではソン・フンミンやイ・ガンインとともにチームを牽引する働きが求められる。

年齢：22歳

所属クラブ：セルティック

ティリオはシドニーFCの下部組織で育ち、2019年9月にファーストチーム昇格。2020年9月からはメルボルン・シティでプレーしている。今シーズンのAリーグでは26試合に出場し9ゴール6アシストを記録し、2023年夏にセルティックへとステップアップした。オーストラリア代表としては東京五輪に出場し、2022年1月にはA代表デビュー。セルティックでは出場機会を得られていないが、サッカールースでは右ウイングとしてチームの武器となることが期待される。

年齢：19歳

所属クラブ：RCランス

ウズベキスタンの若きスター、アブドゥコディル・クサノフ。ベラルーシの国内リーグで台頭すると、2023年夏にRCランスと契約し、リーグ・アンでプレーする初めてのウズベキスタン人選手となった。フランスでも着実に出場機会を得ており、成長を促されている。また、ウズベキスタン代表としては2023年6月にデビュー。すでに7試合に出場し、CBとして定位置を確保しつつある。アジアカップでさらに自身の市場価値を上げられるか。

年齢：21歳

所属クラブ：シント＝トロイデン

若くして浦和レッズで台頭した鈴木彩艶。2023年夏には名門マンチェスター・ユナイテッドからの関心も寄せられながら、欧州でのステップは冷静にベルギーのシント＝トロイデンを選んだ。新天地ではシュミット・ダニエルから定位置を奪い、正守護神に定着。後方からのビルドアップも含め、現代型のGKとしての成長を続ける。もちろん、セービングの麺でも安定したプレーを見せており、日本代表の未来の守護神としてアピールの場となるだろう。

年齢：20歳

所属クラブ：アル・サッド

2023年夏からイラン国内を飛び出し、カタールのアル・サッドへとステップアップを果たしたアミン・ハズバヴィ。1年目からレギュラーをつかみとり、アジア・チャンピオンズリーグでも存在感を放つ。188センチと大型DFで、U-23代表ではデビュー済みの逸材だ。イランA代表では招集されているものの、デビューはまだ。しかし、カタールでの成長を考えれば、アジアカップが彼にとって最初の大舞台となる可能性は高そうだ。

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