僕らが戦った2010年と2014年のW杯で、本田は香川と並ぶエースだったと思います。カリスマ性が本当にすごいんですよ。
「コンちゃん、俺が世界でトップになるためには、これからどうしたらいいと思う?」と聞いてきたことがありました。僕はさっぱり分からなくて、「ミランにいるんだし、そのまま続けていくしかないんじゃない?」と軽く答えたんです。
そしたら本田は「いや、俺はメッシみたいにドリブルして、最後はゴールで完結できる選手にはなれない。だから、これから一瞬の爆発的なスピードをつけて、相手ディフェンダーをちょっとずらしてから、ドンってシュートを決める選手になる」と純粋に言っていました。
彼はそうなるための努力を絶対にしているんですよね。みんなとコミュニケーションを取って、どうやったらうまくなれるのかを、細かいところまでずっと考えている。大きいことも言うけど、口だけじゃないんです。だからどんどんステップアップしていったし、言葉の重みで、チームを引っ張っていってくれました。
そういうところも含めて、本田は僕らの時代の中心だったんですよ。
2010年のW杯だって、本田のワントップが機能していなかったら、絶対に予選突破はなかった。あのポジションでも戦えることを見せてくれたので、本田をワントップに入れました 。
このメンバーなら、(北中米大会で)ベスト8に行けると思います。でも考えてみたら、まだまだ選びたい選手ばかりですね。難しかったです(笑)。
え、自分ですか? W杯に行くメンバーの23番目には入っていますよ。 それで僕はベンチから試合を見たい。このメンツのサッカーを楽しみながら、アディショナルタイムから、得点を守り切るために出場したいですね。