ワールドカップで担当する予定だったソマリア人審判オマル・アルタン氏は、アメリカ入国管理局で入国を拒否された。
いよいよ開幕が迫るFIFAワールドカップ2026。しかし各国の選手やスタッフのビザ発給に関して様々な問題が発生しており、特に中東情勢の影響もあって、先日にはイラン代表団の一部にビザが発給されず大きな問題となっている。
そして『The Athletic』によると、今回のワールドカップでソマリア人として史上初めて審判を務める予定だったアルタン氏の入国が拒否されたという。2018年にFIFA公認審判員となり、昨年にはアフリカサッカー連盟の年間最優秀審判にも選ばれた同氏だが、6日にマイアミ国際空港に到着したものの、米国関税・国境警備局(CBP)によって入国を拒否されたとのこと。CBPの広報担当者は以下のように語った。
「入国審査の結果、6日にマイアミ国際空港に到着したソマリア国籍の男性は追加検査を受けた。これはCBPが行う通常の検査手段の一部である。検査の結果、ワールドカップ審判員であるこの旅行者は、身元調査上の懸念から入国不許可と判断された。選手、スタッフを含むアメリカへの入国を希望するすべての旅行者は、CBPによる検査の対象となる」
CBPは具体的な入国拒否の理由を明かしていないものの、ソマリアはドナルド・トランプ大統領政権が導入した渡航禁止リストに掲載されている国の1つである。
なおFIFAは、声明で「ビザ審査を含む開催国の入国手続きには関与してない。アルタン氏の状況は、現時点では変更されないと当局から連絡を受けている。過去のFIFA主催大会と同様に、ビザの発給および入国許可は最終的に開催国政府が決定する」と発表している。




