セリエAは25日に第26節が行われ、ユヴェントスとフロジノーネが対戦した。
インテルとの大一番に敗れるなど直近4試合勝利なし（2分け2敗）と失速し、首位との差が「9」にまで広がったユヴェントス。背後には3位ミランが2ポイント差まで迫るなどいち早く勝利を取り戻したい中、アリアンツ・スタジアムに16位フロジノーネを迎えた。
ユヴェントスはいきなり試合を動かす。3分、右サイドに飛び出したマッケニーのクロスから最後はヴラホヴィッチが流し込んだ。しかし、フロジノーネもすぐさま反撃。14分、右サイドを突破すると、シェディラがヘッドを叩き込んでいる。両チームともに序盤から点を取り合う激しい展開となった。
同点後も良い形を作っていたフロジノーネは、27分に逆転に成功。左からのハルイのスルーパスに反応し、走り込んできたブレッシャニーニがGKとの一対一を制している。ユヴェントス相手に前半のうちに逆転する。
追いかける展開となったユヴェントスは、失点直後に足を痛めていたラビオがアルカラスと交代するなど、難しい時間が続く。それでも32分、再びエースが結果を残す。ボックス内で半身でパスを受けると、コースを突いたシュートを左足で流し込んだ。ホームチームが試合を振り出しに戻し、前半を2-2で折り返す。
後半も一進一退の攻防が続き、両者チャンスを作るが決めきれない時間が続く。75分に迎えたヴラホヴィッチの決定機は決めきれず、ユヴェントスは攻め続けるが1点が遠い。それでも後半アディショナルタイム、ゴール前の混戦からルガーニが3点目を奪った。試合はこのまま終了し、ユヴェントスが3-2で勝利を収めた。
この結果、ユヴェントスはセリエA5試合ぶりの勝利に。勝ち点を57まで伸ばすことに成功した。なおエースのヴラホヴィッチは、2024年に入ってから出場したセリエA7試合で9ゴールと好調を維持している。