FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は、ドミニカ共和国で行われるユース年代の大会への参加を辞退するように要請されていたようだ。
2016年からFIFAの会長を務めるインファンティーノ氏。しかし、昨年からFIFA平和賞の授与やワールドカップ期間中のアメリカ代表FWフォラリン・バログンの出場停止延期を巡る問題などで、ドナルド・トランプ米大統領との関係が疑問視されてきた。さらに先月、ワールドカップ関連事業株式売却案(FIFAフォワード・エンタープライズ案)を発表したことで世界中から非難が殺到。計画中止を発表した後も強烈な反発は続いており、特にUEFA(欧州サッカー連盟)は不信任決議を行うための臨時総会の招集も検討していると伝えられている。
渦中のインファンティーノ会長だが、先週末からドミニカ共和国で開催されているU-14年代の大会への参加を辞退するよう、CONCACAF(北中米カリブ海サッカー連盟)のビクター・モンタリアーニ会長から要請されていた模様。『The Athletic』は、モンタリアーニ会長からFIFA会長宛に21日に送られた書簡の内容を伝えた。
「物議を醸したFIFAフォワード・エンタープライズ案に起因するFIFAのガバナンス危機を考慮すると、メディアの関心はこの問題に集中するだろう。そうなれば、残念ながらCFU(カリブ海サッカー連盟)主催のユース大会が本来持つ、競技面での価値が大きく損なわれてしまうと考えられる。したがって、サッカー界のために、この重要なユース育成活動の競技的側面を損なうことになりかねない出席の計画を再考するよう、敬意を込めて依頼させていただきたい」
しかしモンタリアーニ会長の要請にもかかわらず、インファンティーノ会長は21日にドミニカ共和国に到着。地元の政治家や同国サッカー協会会長ホセ・デシャン氏らと会談を行った他、CFUの代表者らとの夕食会にも出席したことが伝えられている。
なお、モンタリアーニ会長はUEFAやAFC(アジアサッカー連盟)会長らとともに、インファンティーノ会長の辞任を求める共同署名に署名しており、来年の会長選挙で現会長の対抗馬となると予想されている。

