再建目指すバルセロナ、指揮官解任の翌日にディレクターのアビダル氏と契約解消

【欧州・海外サッカーニュース＆移籍情報】バルセロナ（ラ・リーガ）から去ることが決定したエリック・アビダル氏は、以前にチーム批判ともとれる発言を残し、リオネル・メッシから苦言されていた。

バルセロナは、スポーティングディレクターを務めるエリック・アビダル氏との契約解消を発表した。

チャンピオンズリーグで歴史的大敗を喫し、12年ぶりに無冠のシーズンに終わったバルセロナ。17日にキケ・セティエン監督を解任した同クラブは、再建に向けてクラブ内部の刷新を宣言。指揮官を解任した翌18日、今度は現役時代にカンプ・ノウでプレーし、2018年から現職に就くアビダル氏がクラブから去ることが決まった。

バルセロナは公式ウェブサイトで「FCバルセロナとエリック・アビダルは、契約の解消で合意に達した。クラブはエリック・アビダルに対して、すべての領域でバルサファミリーに尽くしたプロフェッショナリズム、コミットメントや献身性への感謝を示す。彼の将来の幸運と成功を祈っている」と発表した。

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2年以上にわたり、古巣のバルセロナで働いたアビダル氏だが、以前には絶対エースで主将のリオネル・メッシとひと悶着。今年1月、同氏は前任のエルネスト・バルベルデ体制について「選手の多くがハードワークをしようとしていなかった」と批判的な意見を公言していた。

これに対してメッシは「チームにはうまくいかない時だってある。そんな時、ディレクターや幹部はチームの方針や意思決定について責任を持つべきじゃないのか？誰かについて批判するとしても、チーム全員を汚すような発言は慎むべきじゃないのか。みんなのためにならない発言をすべきではない。本当に心外だ」と苦言を呈していた。