バルセロナ、CL敗退で経済的打撃…会長は準々決勝進出を前提に予算を計上、約30億円を損失か

チャンピオンズリーグ（CL）敗退となったバルセロナは、経済的な打撃の危機に瀕すると『GOAL』の取材により判明した。

今季のCLでは、バイエルン・ミュンヘンやインテルら強豪と同じグループCに入ったバルセロナ。しかし、第4節までに獲得した勝ち点は僅か「4」。第5節のバイエルン戦前に、インテルがヴィクトリア・プルゼニに勝利したため、2シーズン連続でグループリーグ敗退が決定していた。

そして迎えた本拠地カンプ・ノウでのバイエルン戦でも、3失点の完敗に。3位が確定し、ヨーロッパリーグの決勝トーナメント進出プレーオフに回ることとなっている。

バルセロナの早期敗退は、クラブに深刻な影響を与えることを意味するという。ジョアン・ラポルタ会長は、バルセロナがCLで準々決勝に進出することを前提に、シーズンの予算を組んでいた模様。しかし、1試合を残してグループリーグ敗退が決まってしまった。

CLはベスト16に進出すると約960万ユーロ（約14億円）、準々決勝に進出すると、さらに1060万ユーロ（約16億円）の報酬が得られるとのこと。つまり、バルセロナは約2020万ユーロ（約30億円）を既に予算に組み込んでいたことになる。

今夏、将来的な権利を売却してまでFWロベルト・レヴァンドフスキを獲得するなど、積極補強に着手していたバルセロナ。大きなリスクを背負って支出したことを考えると、今大会の敗退は苦汁を飲む結果となった。