FC町田ゼルビアは日本時間26日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝でアル・アハリ・サウジ(サウジアラビア)とキング・アブドゥラー・スポーツシティ・スタジアムで対戦した。
クラブ史上初参戦となったACLEでファイナルズ進出を果たし、アル・イテハド(1-0〇)、アル・アハリ・ドバイ(1-0〇)を連破して決勝に駒を進めた町田。初出場初優勝の偉業を前に、エドゥアール・メンディ、リヤド・マフレズ、ガレーノ、イヴァン・トニーらタレントを擁する前回王者のアル・アハリ・サウジが立ちはだかった。
最終決戦に向けて黒田剛監督は[3-4-2-1]を採用し、準決勝と同様のメンバーをピッチに送り込んだ。GK谷晃生、最終ラインに昌子源、岡村大八、中山雄太を起用。ボランチには前寛之とネタ・ラヴィを、右に中村帆高、左に林幸多郎、2シャドーにエリキと相馬勇紀を並べ、最前線にはテテ・イェンギが入った。
完全アウェイの中、序盤からアル・アハリ・サウジの圧力にやや苦しむ町田。それでも9分には相馬のクロスから中村がヘディングシュートで合わせてゴールに迫る。
そんな中、13分にピンチを迎える。一本のパスでガレーノに最終ラインを抜け出されると、GK谷と一対一に。しかし、ゴール右へのシュートを守護神がビッグセーブ。こぼれ球も懸命にカバーに入った岡村大八がクリアした。
時間の経過とともに互いの球際がより激しさを増すと、ボール保持率は徐々にアル・アハリ・サウジへと傾く。すると前半終盤に再び危険な場面を迎える。42分、ガレーノのクロスがゴール前で混戦になり、メリフ・デミラルが詰める。しかし、一度目は林がブロック、二度目はクロスバーに当たってゴールとはならない。
押し込まれる時間帯が長かった前半だが、ファイナルズで無失点中と鉄壁の守備を誇る町田がこの試合でも粘り強いディフェンス。ゴールレスで試合を折り返した。
後半に入っても、町田はボールを持たれる展開となるも前半同様、守備陣を中心に冷静に対応。しかし、奪ったボールを思うように敵陣へと運ぶことができず。こうした状況の中、62分にはエリキに代えてナ・サンホを投入し、活性化を図る。一方のアル・アハリ・サウジもイエローカードを貰っていたエンツォ・ミローを下げて、フェラス・アルブリカンを投入した。
そうした中、68分、テテ・イェンギとザカリア・ハウサウィが激しく競り合うと、プレーが切れた際にテテ・イェンギがザカリア・ハウサウィを胸で押して挑発。これに対して、熱くなった相手選手が頭突きを見舞うと、この行為にレッドカードが提示され、町田は数的優位に。この判定に納得がいかない相手サポーターがペットボトルを投げ込むなど、スタジアムは騒然とした雰囲気となる。
試合が再開すると、1人多い町田が敵陣への侵攻回数を増加。73分には前が強烈なミドルシュートを放つも、ここはGKエドゥアール・メンディの好守に阻まれた。その後も町田は交代カードを切りながら、幾度かゴールに迫ったが、ゴールを奪うことはできず。ゴールレスで延長戦に突入した。
迎えた延長戦。町田が一瞬の隙を突かれ、ゴールを与えてしまう。96分、ボックス右外からのリヤド・マフレズのクロスをファーサイドのフランク・ケシエに収められると、最後は近くにいたフェラス・アルブリカンに蹴り込まれた。
アル・アハリ・サウジが先制すると、会場は最高潮となり、ワンプレーワンプレーに大歓声が沸く。一方、ファイナルズで初の失点を喫した町田は103分、失点後に投入された望月ヘンリー海輝が相馬のクロスに頭で合わせるが、惜しくも枠外に。その後も反撃に出たものの、最後までゴールネットを揺らすことができず。町田のアジア初挑戦が終わった。
1-0でファイナルを制したアル・アハリ・サウジが大会連覇を成し遂げた。







