巻き返しと雪辱を期す一戦となるはずだった。それはミランだけでなく、チャンピオンズリーグの2日間で4戦全敗という痛手を負ったイタリアサッカー界全体にとっても同じだった。そしてミランは期待を裏切らず、ヨーロッパリーグのリーグフェーズ第2節でザルツブルクのホームに乗り込み、圧巻の4-0で勝利を収めた。
ピッチの各所で大幅な選手の入れ替えがあったにもかかわらず、ルベン・アモリム率いる選手たちは序盤から試合を支配した。90分以上を通じて相手にほとんどチャンスを与えず、決して堅固とは言えないオーストリアのチームの守備が隙を見せるたびに得点につなげた。主役となったのはアルファジョ・シセ。ハットトリックで、自身とクラブの記録を打ち立てた。シセは大会でハットトリックを達成した最年少のイタリア人となり、クラブにとっても2017年にアンドレ・シウバがアウストリア・ウィーン戦で達成して以来のハットトリックだった。さらに、勝負がすでに決した後には、途中出場のゴンサロ・ラモスがゴールを加えた。
アモリムは控え選手の多くを信頼して起用。カマルダ、ハッチンソン、ロフタス=チーク、ヤシャリ、そしてシセを先発させ、主力中の主力からはラビオだけをピッチに送り出した。フランス人MFが絶対的なリーダーとしてのプレーを見せたこともあり、この選択は完全に奏功した。シセはまず15分、ゴール前での抜け目なさを発揮して先制。続いて32分には、バルテザーギのダイレクトのアシストを仕留めた。後半には、ラビオの見事なプレーからオフサイドラインぎりぎりで抜け出し、フィリッポ・インザーギを思わせる3点目を決めた。ザルツブルクは個人でも組織でもミスを重ね、ミランはそれを難なく生かした。72分にはヤシャリがペナルティエリア際でボールを奪い、ゴンサロ・ラモスに4-0とするボールを託した。終盤の唯一のマイナス材料は、フィリッポ・テラッチャーノの軽率なプレーだ。シュミットを背後から押し、レッドカードで一発退場となった。
大差をつけた説得力ある勝利は、ミランとアモリムにとって大きな追い風となった。サッスオーロとの引き分け、そしてベンフィカとの欧州初戦で喫した0-2の敗戦を、それぞれ過去のものにした。順位表をめぐる状況も今はそれほど厳しくない。ミランはプレーオフ圏内に完全に戻り、ベスト16への直接進出圏内も十分に手が届く位置にある。
ザルツブルク 0-4 ミラン
得点者:15分 シセ(ミラン)、33分 シセ(ミラン)、49分 シセ(ミラン)、72分 ラモス(ミラン)





