ファン・ハール氏、UEFAの金もうけ体質を痛烈批判
「UEFAがこのような大会方式を考え出すとはばかげている。今ではヤン・ドゥーデル[オランダ語で愚か者を指す俗語]まで参加できる」とルイス・ファン・ハール氏はNOSに語った。ファン・ハール氏が不満を抱くのは、2024年の大会方式変更だ。チャンピオンズリーグの参加クラブ数は32から36に増え、全クラブが初期段階で8試合を戦う単一のリーグ表が導入された。同氏によれば、この拡大の動機はサッカーの質の向上ではなく、強欲さにある。
「UEFAは金を稼ぐことしか考えていない」と、元オランダ代表監督は続け、大会の商業化に長年反対してきた姿勢を改めて示した。1995年にアヤックスを欧州制覇に導いた同氏にとって、これは新たな主張ではない。1994年にはすでに、この大会を「商業的な怪物」と表現していた。
ファン・ハール氏は、参加チームを増やすことで、統括団体が放映権収入の増加と一方的な試合展開を優先し、ファンにふさわしいハイレベルな戦術的攻防を犠牲にしていると考えている。
また、最近の大量得点試合の増加は、娯楽性が高まった証拠ではなく、実力差が大きい証拠だと指摘した。
欧州サッカーの階層化を提案
ファン・ハール氏は、現在の「スイス方式」によるリーグフェーズに代わり、競争の均衡を確保するため、他の国際スポーツに着想を得た方式を提案している。サッカーは、各国が実力に応じて厳格に異なる階層に分けられるアイスホッケーの世界に目を向けるべきだという。
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実力の近いクラブ同士をグループ分けすれば、試合の強度が高まり、長いシーズンを通じて選手の身体的負担も管理しやすくなると主張する。
「アイスホッケーと同じだ。あちらにはAレベル、Bレベルなどがある」とファン・ハール氏は欧州大会の階層構造を再編する構想について説明した。「もちろん、ヨーロッパリーグやカンファレンスリーグもあるが、UEFAはそれを隠れみのにしている」。同氏は、現行方式は門戸を広げているように見せかけながら、実際にはトップレベルの選手たちに、後半のノックアウトラウンドに入るまで真の緊迫感を欠く試合をより多く戦わせていると指摘。それはこの競技の歴史に対する背信だと考えている。
ファン・ハール氏はまた、この主張を何十年も続けてきたが、ニヨンのUEFA幹部には提案を聞き入れてもらえなかったと明かした。「そうした階層分けをすれば、よりレベルが高く、より面白い試合が実現する。けがも減る。私は20年前にUEFAにそう伝えたが、彼らは私の話を聞かない」と嘆いた。
同氏の提案では、日程を圧縮しながらビッグクラブ同士の対戦を増やす。試合の総数を減らしつつ、「チャンピオンズ」という名称の威信を保てる可能性がある。
選手の健康と負傷者の増加
ファン・ハール氏は戦術面や大会構造への不満に加え、拡大した試合日程が現代のサッカー選手の身体に与える影響を強く懸念している。
「試合数もあまりに多すぎる。チャンピオンズリーグの新たな、規模が拡大したグループフェーズもその一因だ。その結果、けがも増えている」と述べた。
この問題が浮き彫りになったのが、パリ・サンジェルマンとバルセロナの注目の一戦だ。複数のスター選手が途中交代を余儀なくされた。ファン・ハール氏は、ハンジ・フリック監督やルイス・エンリケ監督が見せた4-2の熱戦を楽しんだと認める一方、過密日程がやがて選手の身体を壊してしまう中、こうした試合はまれな例外になりつつあると警告した。
ファン・ハール氏は結論として、何よりもサッカーの質を重視する、参加クラブを絞った効率的な大会に戻すことが解決策だとした。膨大な試合数によって世界最高峰の選手たちが長期離脱する割合は今後も高まるとして、現在の方向性は持続不可能だと主張した。


