イタリアでの惨敗でキャリック監督への重圧強まる
ユナイテッドは水曜日、チャンピオンズリーグでコモに1-4の惨敗を喫し、今季最悪の結果に沈んだ。これで公式戦の未勝利は7試合に伸びた。キャリック監督率いるチームは今季11試合でわずか2勝。勝った相手は昇格組のイプスウィッチ・タウンとアゼルバイジャンのサバフだけだ。
イタリアでの大敗を受け、ユナイテッドの首脳陣は監督人事の検討を迫られている。『テレグラフ』によると、監督交代に踏み切る場合、オールド・トラッフォードで指揮を執る最有力候補にナーゲルスマン監督が浮上している。39歳の指揮官は現在クラブを率いておらず、マンチェスターで指揮を執ることに前向きだという。
ナーゲルスマン監督は、振るわなかったワールドカップでの戦いを経て、7月にドイツ代表監督を退任した。ユナイテッドの首脳陣には、すでに同監督とつながりのある人物がいる。クラブのリクルート部門責任者、クリストファー・ヴィヴェルとは、RBライプツィヒでともに仕事をした経験がある。
ドレッシングルームの不穏な空気が戦術面の欠陥を浮き彫りに
Getty Imagesオールド・トラッフォードでは、表面下で緊張が高まっている。コモ戦での崩壊を受け、主将ブルーノ・フェルナンデスはチームの戦術を公の場で疑問視した。その不満は内部での懸念とも重なる。同紙によると、ユナイテッドの分析担当者も、キャリック監督とアシスタントのスティーブ・ホランド氏の下で、プレスと強度が著しく不足していると指摘したとされる。
不和はコーチ陣との間にとどまらない。コモ戦での惨敗のわずか1週間前には、アトレティコ・マドリーとの欧州でのアウェー戦に敗れた後、DFリサンドロ・マルティネスがフットボールディレクターのジェイソン・ウィルコックス氏と衝突した。舞台裏の空気からは、答えを必死に探しながらも、まとまりを欠いたドレッシングルームの様子がうかがえる。
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クラブがナーゲルスマン監督以外に目を向ける場合、後任探しは難航する可能性がある。ブライトンのファビアン・ヒュルツェラー監督はマンチェスターで評価されているが、好調なブライトンから引き抜くには巨額の補償金が必要になる。ニューカッスルの元監督で、現在フリーのエディ・ハウ氏も検討対象だ。また、アントニオ・コンテ氏の代理人はユナイテッドに接触しているものの、このイタリア人指揮官は、ジム・ラトクリフ卿が望むスポーツ部門の体制にスタイルが合わないと見られている。
急失速の中、キャリック監督は団結を訴える
今回の危機は、夏に新たな2年契約を結んだばかりのキャリック監督にとって、急激な状況の悪化を意味する。ルベン・アモリム氏の退任後、チームを立て直してチャンピオンズリーグ出場権を確保したことで、正式に監督の座を任された。しかし今、その成果は遠い過去のように感じられる。
厳しい目が向けられる中でも、キャリック監督は状況を好転させる決意を崩していない。ジュゼッペ・シニガーリャ・スタジアムでは雨の中、遠征したサポーターに語りかけ、ふがいないパフォーマンスを謝罪した。その光景は、2021年のオーレ・グンナー・スールシャール氏の退任直前を思わせた。
「私のためにプレーするのではない。このフットボールクラブのためにプレーするんだ」とキャリック監督は強調した。「この立場にある以上、責任が伴う。私はフットボールクラブとサポーターに対して責任を負っている。常に自分のベストを、できる限りの力を尽くしているし、このクラブを大切に思っている。私の人生のすべてがこのクラブと結びついている。できることは本当にすべてやっている」
ボーンマス戦が去就を左右する一戦に
Getty Images日曜日にオールド・トラッフォードで行われるプレミアリーグのボーンマス戦は、キャリック監督の去就を左右する一戦となりそうだ。険悪な雰囲気が予想されるが、現在サポーターの怒りは監督本人よりも、クラブのオーナー陣と期待に応えられていない選手たちに向けられている。
勝ち点3を手にするのは容易ではない。ユナイテッドは3年以上ボーンマスに勝てておらず、マルコ・ローゼ監督率いるチームは先週末に今季リーグ戦初勝利を挙げ、自信を深めて乗り込んでくる。再びつまずけば、ユナイテッドの首脳陣は11月の代表ウィークを前にキャリック体制に終止符を打つ可能性がある。

