Absolut Bayernの報道によると、このセンターバックは代理人によってアヤックスに売り込まれていたという。報道では、オランダの名門クラブは、なお補強を模索している守備陣の候補として伊藤を見ている。
アヤックスの土壇場での動きを後押しし得る点もある。オランダでは夏の移籍市場がもう少し長く開いており、ドイツのように火曜日(9月1日)ではなく、水曜日(9月2日)に閉まる。そのため、伊藤の移籍成立に向けてもう少し時間が残されることになる。
もっとも、伊藤がミュンヘンを去ることになっても、基本的には驚きではない。ここ数カ月、バイエルンは満足のいくオファーが届けばこの日本人選手を手放す用意があるとの報道がたびたび出ていた。バイエルンがどの程度の移籍金を想定しているかは定かではないが、2024年にシュトゥットガルトへ支払った2350万ユーロを下回る金額になる可能性が高い。
FCバイエルンでの伊藤洋輝の現状は?
度重なる負傷不運もあって、27歳の伊藤はバイエルンで一度も定位置をつかめておらず、今後その状況が変わる見通しも決して明るくない。伊藤はダヨ・ウパメカノ、ジョナタン・ター、キム・ミンジェに次ぐ第4センターバックの立場にあり、副ポジションの左サイドバックでも、現在の陣容を考えれば出場機会はあまり見込みにくい。新シーズン最初の公式戦2試合、ボルシア・ドルトムント戦(スーパーカップ、2-1)とVfBシュトゥットガルト戦(5-1、ブンデスリーガ)では、いずれも90分間ベンチに座ったままだった。
Getty Images2028年まで有効な契約を残しながら、日本代表の伊藤は移籍期限直前にドイツのレコードマイスターを去るのだろうか。アヤックスは魅力的な活路となり得る。オランダのクラブはこの夏、マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、ユリアン・ブラント、カイオ・エンヒキ、デイリー・ブリント、さらにはソフィアン・アムラバトまで、名のある経験豊富な選手をすでに複数補強している。
伊藤洋輝はこれまでFCバイエルンで何試合に出場した?
ヨシプ・シュタロ(ラツィオへ)や板倉滉(ボルシアMGへ)らの退団を受け、アヤックスはセンターバックに新戦力を必要としていても不思議ではなく、その候補として伊藤に目を向けている可能性がある。元シュトゥットガルトの伊藤は、過去2年間でバイエルンにおいて公式戦31試合に出場。その間に2ゴール2アシストを記録した。
ではバイエルンは、代役を補強する時間がないまま、伊藤を手放しても問題ないのだろうか。守備陣の層を考えれば、日本人DFの退団にゴーサインを出すことは十分可能だ。実績あるウパメカノ、ター、キムの3人に加え、いざとなればヨシプ・スタニシッチがセンターバックで穴埋めし、実質的に伊藤のスカッド枠を埋めることもできる。





