トッテナム・ホットスパーが土曜夜、スタンフォード・ブリッジでチェルシーを2-0で破る番狂わせを演じた。ロベルト・デ・ゼルビ監督率いるチームは、GKマイク・ペンダースのオウンゴールと、その直後にチェルシーのスター選手コール・パーマーが受けたレッドカードを生かした。マティス・テルが終盤、見事な個人技でロンドン・ダービーを決定づけた。トッテナムにとって、スタンフォード・ブリッジでのリーグ戦勝利は史上わずか2度目で、1990年以来となった。
チェルシーのシャビ・アロンソ監督はジョレル・ハトを先発起用。負傷したエミリアーノ・マルティネスに代わり、ペンダースが初先発を果たした。前線では、負傷したジョアン・ペドロに代わってジェオバニー・クエンダが先発。トッテナムでは、オランダ人のジャン・パウル・ファン・ヘッケとミッキー・ファン・デ・フェンが守備の中央を担い、デ・ゼルビ監督は前線にテル、元アヤックスのモハメド・クドゥス、オマル・マルムシュを選んだ。
立ち上がりはトッテナムが主導権を握った。14分、チェルシーが最初の決定機を迎える。パーマーが狙い澄ましたシュートを放ち、GKアントニーン・キンスキーに好セーブを強いた。一方のクドゥスも先制点に迫ったが、カーブをかけたシュートはわずかに枠を外れた。
攻勢を続けるアウェーチームは29分、絶好のチャンスをつくる。アンディ・ロバートソンがテルとの見事な連係からマルムシュに折り返したが、約9メートルの距離から放ったシュートはペンダースに阻まれた。その後、ベルギー人GKはテルのシュートも防いだが、このプレーはオフサイドの判定を受けた。
チェルシーは前半終了が近づくにつれて立て直し、ジョーダン・ヘンダーソンに大きなチャンスが訪れた。だが、そのシュートはキンスキーに防がれ、続くペドロ・ネトのこぼれ球へのシュートも足で止められた。その直後にはモーガン・ロジャーズのシュートにもトッテナムのGKが対応。ただし、この場面はオフサイドで、決まっていても得点は認められなかった。
後半に入ると、ジェームズ・マディソンが負傷でピッチを退いた。代わって出場したのは、チェルシーでプレーした経験を持つMFコナー・ギャラガーだ。その後、チェルシーはトッテナムの不用意なボールロストからペドロ・ネトが強烈なシュートを放つ好機を得たが、またもキンスキーに阻まれた。アロンソ監督は64分、ハトを下げてマルコ・パレストラを投入した。
70分、パーマーが倒れていたマテウス・フェルナンデスと激しく接触し、試合は荒れ模様となる。ファン・デ・フェンらも加わる小競り合いが起き、パーマー、フェルナンデス、ファン・デ・フェンにイエローカードが出された。その7分後、トッテナムが先制する。左からのコーナーキックをペンダースがパンチングし、誤って自陣のゴールに押し込んだ。スコアは0-1となった。
さらに3分後、ギャラガーへのファウルでパーマーが2枚目のイエローカードを受け、チェルシーは一層苦しい状況に追い込まれた。数的優位を生かしたトッテナムは87分、テルのゴールで勝負を決める。自陣でボールを奪うと、見事なドリブル突破から約18メートルの距離でシュートを決め、スコアを0-2とした。





